こんにちは。

院長の高城です。

昼過ぎから雪が降ってきましたね。

雪国育ちとかではないので、雪が降るとテンションが結構上がります。

 

1月に急な体調不良で数日間不在にしてしまい、ご迷惑をお掛けしました。

息子からノロウイルスをもらってしまったのですが、久々になかなか辛い思いをしました。

インフルエンザやコロナも流行しているらしいので、皆さんもくれぐれもお気をつけください。

 

昨日は地域の獣医師会主催のセミナーに参加しました。

日本獣医生命科学大学の松本先生に来ていただき、内視鏡などのお話をしていただきました。

先生は内視鏡を使っての胃や腸の腫瘍の切除を積極的に行っているらしく、日帰りで退院できるのが驚きです。

入院期間が短くなれば、動物たちの不安を軽減できます。

 

腫瘍の切除までは行っていませんが、当院でも内視鏡による検査や処置は行っています。

大半は、異物の除去や慢性嘔吐、慢性下痢のための組織生検です。

(内視鏡の写真を載せています。白黒にしていますが苦手な方はご注意ください)

 

 

 

 

写真はおもちゃの破片を飲み込んだワンちゃんです。

UFOキャッチャーのような鉗子で取り出します。

開腹手術より負担がかなり少ないです。

 

上の写真は「リンパ管拡張症」という慢性の腸の病気のワンちゃんです。

ワニ口の鉗子で一部分を採材し、検査に出します。

 

検査の機会は多くはないですが、鼻の穴を喉側から見ることもできます。

上の写真のワンちゃんは片方の鼻にポリープが見つかりました。

 

このように内視鏡はいろいろな処置や検査に使用できます。

圧倒的なメリットは負担の少なさです。

当院ではお腹を開ける前に内視鏡で対応可能かどうか、かならず検討するようにしています。

入院期間が短いに越したことはないですからね。

 

お天気が悪い時、寒さが厳しい時のご来院は慎重に検討してください。

事前にお電話いただければ、来院するべきかの相談もお受けできます。

お気軽にお電話ください。