3月31日、下諏訪を出発。

 この日の目的地は、今回の旅のゴール地点(そこからも旅は続くので、折り返し地点というべきかもしれない)に決めていた栃木県芦野の「遊行柳」。

 

 早朝に出発し、まずは長野県から群馬県へ。

 いきなりの峠越え(国道18号・碓氷バイパス)で緊張感を強いられた。

 

 峠を無事下りてからは、群馬県安中の某コンビニでちょっと休んで、高崎市の銭湯で朝風呂。

 その後群馬県内を止まることなく走り抜け(群馬の思い出は朝風呂と群馬県庁がカッコよかったこと)、栃木県へ突入。

 今回選択したルート沿いに、ちょうど「世界遺産 日光の社寺」があったため、急遽立ち寄ることに。

 

 徳川家光霊廟・大猷院、二荒山神社、東照宮と満喫。

 特に徳川家康が、神として崇め奉られている感じが建築や色々な建物の配置などから感じられて非常に面白かった。

 また、有名な三猿・眠り猫、薬師堂の鳴き龍なども見られて満足。

 三猿は修理を経て、戻ってきたばかりだったらしい。

 鳴き龍の説明をされていたお坊さんが、観光客に向けて英語でも見事な解説(しかも笑いどころを踏まえて)をしていたのが印象的だった。

 このお坊さんも、東照宮内部で説明をしていた巫女さんも、とても自然に(あるいは商売っ気をあえて見せつつ)お守りの宣伝を最後に入れていたのが上手で感心した。

 

 

 思いのほか(2時間強)日光で過ごしてしまったので、日暮れを迎える前に北上し、一路芦野の地へ。

 事前に下調べもろくにせずに行ったので、どんな風になっているのかと思ったら……

こんな感じでした(寂しい)。

 西行が歌を詠み、それに憧れた松尾芭蕉が「おくのほそ道」の旅の中で訪れた歌枕の地。

 季節としては、もう少し後に行った方が良かったかもしれないけれど、満足。

 芭蕉の歌を刻んだ石碑などもありました。

 

 この日はここから南下し、宇都宮市内の銭湯で疲れを癒したあとは下野市内の道の駅で車中泊。

 長野をスタートし、群馬、栃木(ときどき茨城県にも入った)と渡った2日目でした。

 

《3月31日ルート》

下諏訪→高崎→日光→芦野(遊行柳)→宇都宮→下野