ご訪問ありがとうございます
僕は全盲で車いすです。
前回のブログでは、沢山のいいねや沢山の応援コメントを頂き、本当にありがとうございました
僕のチャレンジである『パラ・パワーリフティング チャレンジカップ京都』が、5月18日、19日に開催され、僕は18日に行われた視覚障害の部に出場してきました。
大会当日、YouTubeでの生配信をご覧になってくださった方もいて、もう結果をご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、今回の記事ではチャレンジカップの結果のご報告とちょっとした裏話、僕の今後についてお話しさせて頂きます。
ちなみに、昨年のチャレンジカップの僕の成績は
1回目 重量67.5kg
重量を挙げることは出来たのですが、挙げたところでラック部分にあたってしまい失敗。
2回目 重量70kg
自分の挙げやすい位置に体を調整することが出来ないまま、重量を挙げるられず失敗。
3回目 重量70kg
バランスを崩してしまい重量が挙げられず失敗。
3回行った試技は、いずれも失敗に終わり記録を残すことが出来ませんでした
ここからが今大会の結果です。
試技は一人3回、時間をおいて行います。自分が挙げる重量は全て自己申告です。
1回目 重量75kg 成功
『1回目の試技を成功させた時は、思わず泣きそうになっちゃった』byさち
『泣いてくださいよぉ〜』byのぶ
『いやいやいや〜』byさち
2回目 重量78kg 成功
3回目 重量82kg 成功
今大会は、3回の試技全てを成功させることが出来ました
重量の申告は、試技ごとに申告するのですが、この3回目の試技の重量は、トレーナー(彼女の息子)も彼女も予想外の申告でした。
その理由は、普段のトレーニングでも80kgを挙げることがほぼ出来ていなかったからでした。それを82kgまで重量を上げて申告するとは、誰も予想していなかったんです。
2回目の重量78kgを成功させた時点で僕の中で「今回はいける」という自信がありました。調子も良かったことから、本番で82kgに挑戦することを決めたんです。そして、無事成功させることが出来ました
が・・・
僕自身、試技の内容には納得していません。
成功はさせましたが、ラックに当たってしまうといった少し乱暴な試技になってしまったからです。
視覚障害の部では、ラックに当たったとしても現在のルールでは失敗にはなりません。それでも、僕にとってはもっと綺麗に挙げたかったという思いが残ってしまったんです。
バランスが大きく崩れてしまうという失敗はなかった分、正直悔しかったです。
実は僕が今後、このパワーリフティングを続けていくかどうかを今大会の結果で決めようと考えていました。
僕の中では色々な葛藤があった時期もあります。元々、障害を持つまでは、サッカーやバスケットボールといった団体競技しかしてこなかった僕にとって、個人競技が僕には向いていないように感じることがあったり、下肢障害の部とは違い、視覚障害の部では足を使うことができますが、僕には視覚障害だけではなく、下肢障害もあるため足を使える競技とはいっても他の選手よりもハンデがあります。スポーツが好きといってもなかなか思うようにいかない心と身体に自信を無くしていました。
でも、それはどちらもただの言い訳なんだということにも気づくことが出来ました。
今大会では全盲で下肢障害のある僕でも、結果を残すことが出来たことは勿論なのですが、仲間がいるということも実感出来き、『やっぱりこれからも続けていきたいやめたくない』という強い想いが自然と湧き上がってきた大会でした
今後もパワーリフティングを続けていきます
そして、また来年もこの大会に出場します
さらなる自分の記録更新を目指して
今は少し身体を休ませて、1ヶ月後からまた本格的にトレーニングを再開したいと思います。
皆さま、応援本当にありがとうございました
『だいぶ今回の大会で成長したなぁ』byさち
大会だけではなく、今回の京都で過ごす2日間は楽しいことや嬉しいことがありました。そのことについても、記事にしていきたいと思います
『ただ、さちブチ切れ騒動もあったけどね』byのぶ
『そのこともちゃんと記事にするよ』byさち