七夕2020_私のお願い事

 

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 …ということね(って、何が?)。

 どうやらアメーバさんが「『ブログに願いをこめよう七夕キャンペーン』はじめました」なんて言ってたから(って、だから「冷やし中華はじめました」みたいな言い方はやめってんだ)これ幸いとばかりに乗っかってみたよ…どうせネタ切れで他に書くこともないわけだし

 

 で、ブログに願いを書いたらアメーバさん、その願いを叶えてくれるの?(って、だからそれを言うなってんだ)。

 よもやアメーバさん、願いを叶えることもできないくせに、願いごとを書かせるだけ書かせるなんていうことはしないでしょうね?(だからそうやってムチャブリばっかりしてないでさっさと始めろってんだ)。

 

 

 というわけで、NOBURINの願いごと第1弾は「白血病完治」にしたよ(って、「第1弾」って、まだ願いごとする気なんかい)。

 

 

 既に御存知の読者も多いことだとは思うけど、NOBURINは2017年の7月…3連休が終わってすぐにフィラデルフィア陽性急性リンパ性白血病と診断されて強制隔離させられた入院したわけね。

 

 もっとも、その兆候はその前からあって、ゴールデンウィークを過ぎたあたりから既にしんどさはあったわけね。

 それで、外来受診もしてたわけだけど、そのときはストレスだと診断されていたわけね。

 で、そのときの先生だけど、もう70歳を過ぎていたのだけど、過去にはどこそこの委員をしていたこっとがあるとか、やたらと過去の自慢をする先生だったわけで…。

 で、入院する3日前にもその先生の診察があって、そのときにはもう既に少し動いたらしんどくなるような状態だった。

 でもって、その頃は仕事も忙しくて、20時~21時くらいまで残ることもザラだったわけね。

 で、そのことを言うと、NOBURINの年ならそれくらいは当然。

 自分がそれくらいの年の頃はもっと遅くまで働いていたと説教されてしまったんだよね、

 

 その3日後に1ブロック歩いただけでもバテるくらいまで悪化していたから、さすがにオカシイと思ってその病院に行って違う先生に診てもらってはじめて白血病だと分かったわけね。

 で、そのとき血液検査をして白血病だとすぐに分かったんだけど、それまで血液検査もしてなかったわけね。

 そのとき診察をした先生からは「血液検査しなかったんですか?」なんて言われたほどだったくらいだからね。

 

 それまで診ていた先生も、たしかにかつては多くの実績があって、評価もされてこられたのだとは存じますけど、それだからこそ引き際というのも大事なのではないかと思いますけどねぇ。

 少なくとも白血病をストレスだと誤診したのは汚点となるわけで…そういう誤診をするようになったのであれば、後のことは後進に任せて、引退をして悠々自適の生活をされるのがよろしいのではないでしょうか?

 幸い、血液検査が必要だと判断して、これはただのストレスではなくて、白血病だと誤診に気がついた優秀な後進もおられるわけですからね。

 

 

 ということがあって、その病院から救急車で1ランク上に病院に搬送されて即刻強制入院…そこから闘病生活がはじまったわけで、まずは9月まで入院をして寛解導入療法を行いまずは寛解の状態にすることとなった。

 

 それにより寛解の状態に(実際には次の入院で寛解と診断されたんだけどね)なってもまだ安心はできない。

 

 寛解となって見た目は完治したかのように見えても、実はまだ微小残存白血病細胞が残っているわけで、これを放置しておけば再発を引き起こすこととなる。

 

 そのため、地固め療法という抗がん剤による治療を行うわけね。

 これは1回の治療で約1カ月入院をして行うわけで、それを何回か繰り返すわけね。

 

 その翌年には骨髄移植も行った。

 この骨髄移植は、自分の骨髄液を完全に破壊してドナーさんの骨髄を移植してくるという最終兵器(?)ね。

 

 この骨髄移植を行うと5年生存率は格段に上がる。

 その一方で骨髄移植はかなりの危険を伴う治療法でもあって、治療の途中で死亡という例もあるのだとか。

 

 まずは、骨髄の中を空にするために前処置が行われるけど、このとき致死量スレスレの大量の抗がん剤が投与される。

 放射線照射も並行しておこなうこともあるよ(実際NOBURINの場合もはじめは放射線照射を行う予定だったが、心臓に問題があるということで直前に取りやめになった)。

 

 その前処置が終わったら、いよいよ骨髄移植が行われる(ドナーさんの骨髄を点滴で注入する)にであるが、その骨髄液が生着しないこともあるんだって(これを拒絶と言う)。

 この拒絶がおこった場合には血液を作ることができなくなり、命の危険も生じてくる。

 幸いNOBURINはうまいこと生着できたけど、万一拒絶がおこった場合には緊急避難的に臍帯血移植をすると先生は言っていたよ。

 

 そして、生着してもまだ安心はできないわけで…生着後に待ち構えている(?)ものがGVHDね。

 

 このGVHDというのは、Graft-Versus-Host-Diseaseの略で日本語で言うと移植片対宿主病となるよ。

 

 これは、ドナーさんから移植された骨髄液から作られた血液中のリンパ球が、体内にある臓器を自分の体ではなく他人の体…つまりは異物だと認識して攻撃をすることによって起きる症状のことね。

 

 このGVHDには移植後100日以内におこる急性GVHDと100日以降におこる慢性GVHDがあるよ。

 このGVHDで皮膚の皮疹や水泡、黄疸、下痢、吐き気、嘔吐、口内炎などありとあらゆる症状が出て、重症化するといのちに危険が生じることもあるんだって。

 さらには後々合併症がおこることもありうる。

 

 そして、骨髄移植を行っても再発の可能性は0にはならないわけで、骨髄移植を行っても再発することはあるのだとか。

 

 

 このように骨髄移植は、5年生存率を大幅に上げることができる一方で、骨髄移植を行うことでかえって寿命を縮める危険性もある…言うならば骨髄移植はハイリスクハイリターンの治療法になるわけね。

 

 それゆえ、危険が大きいから骨髄移植を受けずに抗がん剤治療だけで治療を行う人もいるほど。

 

 

 実はNOBURINも骨髄移植を受けるかどうかは相当迷ったわけね。

 骨髄職以外の治療法やミニ移植、臍帯血移植まで検討したほどだからね。

 白血病や骨髄移植の本を読んだりセカンドオピニオンも受けた。

 

 そこで分かったことは同じ白血病でも比較的予後がいいものと予後不良のものがあるということね。

 そして、NOBURINのかかったフィラデルフィア陽性は予後不良の典型であった。

 で、骨髄移植を受けなかったときの5年生存率は10%だと書いてあるのも読んで(もっともセカンドオピニオンで聞いたときにはすがに10%ということはないとは言ってたけどね)、さすがに骨髄移植をしないとリスクが高すぎるということで、骨髄移植を受ける決断をしたというわけね。

 

 

 あれから2年がたって、職場にも復帰した。

 とは言え、まだまだ再発のリスクはなくなっておらず、月1回は外来受診があるわけね。

 

 実際、5年以内に再発する可能性は高く、特に最初の3年間はそのリスクは高いみたいだよ。

 それゆえ、白血病は5年を経過した時点ではじめて「治癒したものと思われる」と診断されるのだとか。

 

 というわけで、治癒と診断されるのはまだまだ先のことではあるけど、それまでの間、何事もなく無事に過ごしたい…ということでこの願いごとを書いてみたよ。

 

 

 それじゃあ、次は第2弾をお届けするね。

 

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 えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、まだ願いごとをするつもりなの?

 お父さん、いくつ願いごとをしたら気が済むの?

 お父さん、神様やアメーバさんばっかり頼ってないで、自分で願いごとが叶うように少しは努力したらどうなのって?

 

 コラ、せんとくん。あんたはまた余計なツッコミをして…。

 ったく、あんたはそういう余計なことばっかり言うんじゃないの…。

 

 

 

 

 

 

 (お願い)

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