今日の質問は「占い行ったことある?」というものね。
アメーバさん、それを聞いてどうしようっていうの?(はぁ?)。
「ウラナイ(占い)に行ったことある?」なんていうことを聞いておいて、その結果によってなにかやろうなんていう、そんなウラナイ(裏ない)?
えっ?せんとくん、何だって?…お父さん、そのおサムいダジャレは何なの?
お父さんがまたそんなおサムいダジャレを言ったせいで、あたり一面凍りついちゃったじゃない。
お父さん、よもやそんなおサムいダジャレを言うためだけに、今日のネタこれにしたんじゃないだろうねって?
コラ、せんとくん。あんたはまたそういう人聞きの悪いことを言って…。
ったく、あんたはそうやって人聞きの悪いことを言うんじゃないの…。
占いを信じている人の中には、今日のラッキーカラーやラッキーアイテムを見て占いで言ってた色の服を選んだり、アイテムを持って行ったりする人も珍しくないみたいだけど、太古の昔には、政治も占いによって行われていたこともあるみたいだよ。
例えば、平城遷都の詔は、
方(まさ)に今、平城の地
四禽図(しきんと)に叶い、三山(さんざん)鎮(ちん)を作(な)す
亀筮(きぜい)並びに従う
宜しく都邑(とゆう)を建つべし
というものだったよ。
こちらが「平城遷都の詔」の場面…とは言っても、実際のものではなくてそれを再現したものなんだけどね(って言うか、そもそも奈良時代には写真はないだろうが)。
この平城遷都の詔は、
平城の地は
(東西南北を)四神(青龍、白虎、朱雀、玄武)に守られ、三方が山々に囲まれた縁起のよい土地である。
これは占いに従ったものである。
さあ、共にいい都づくりをしよう
という意味ね。
平城遷都の詔の再現の様子。
大極殿の前には貴族や女官がズラリと並んでいるよね。
ちなみに、その後ろには平城遷都の詔の再現を見に来たお客さんがズラリといるんだよ(って、それは一々書かなくてもいいんだってば)。
「亀筮」というのが亀の甲羅を焼いて、現れた割れ目をみて吉凶を占うものなんだって。
この亀筮は中国では殷の時代にさかんに行われていたようで、日本にも中国から伝わってきたものなんだって。
こちらは平城遷都の時の天皇であった元明天皇ね。
ちなみに元明天皇役はミス奈良、平城遷都の詔を読み上げる少納言は奈良市長が演じていたよ。
このころ日本でも神祇官に卜部を置いて、陰陽寮の式卜などと合わせて、疑事を卜決していたんだって。
その神祇官の卜部の数は20人で伊豆、壱岐、対馬の三国から徴していたみたいだよ。
その占いは当たるのかというと…まあ、当たるも八卦当たらぬも八卦というくらいだからね。
まあ、当たることもあるけど、当たらないこともあるみたいだね。
この当たるも八卦、当たらぬも八卦っというのは、たいていは悪い結果が出たときに使われる言葉だから、いい結果だったら信じて、悪い結果が出たときは信じないというのがいいのかもね。
えっ?せんとくん、だから何?…でもこれがお父さんだったら、いい結果が出たときは当たってなくて、悪い結果が出たときは当たってるんだよねって?
ちょっと、せんとくん、それどういう意味なの?
えっ?何だって?…つまりは因果応報と言うことね。
お父さんは日頃の行いが悪いから、それを見抜いた占い師は占いで悪い結果を出すわけだからねって?
なるほ…って、コラ、せんとくん。何言わせるの。
って言うか、日頃の行いのことは、あんただけには言われたくないよ…。
それじゃあ、そろそろ今日の質問の答えにいくね。
今日の質問は「占い行ったことある?」だったよね。
ないよ…はい、オシマイ。
えっ?せんとくん、だから何?…お父さん、質問までの前フリはあれだけ長い割に、肝心な質問の答えは「ないよ」の一言で終わりなの?
肝心な質問の答えが「ないよ」の一言で終わりだっていうのに、どうしてこのネタを選んだの?
だったら、そもそもこのネタ、やらなかったらいいじゃないって?
コラ、せんとくん。あんたはまた余計なツッコミをして…。
ったく、あんたはそうやって余計なことばっかり言うんじゃないの…。
今日のブログで紹介した「平城遷都之詔」の再現は、毎年5月3日に平城宮跡で開催される天平行列の中で行われているよ。
その天平行列も開催される平城京天平祭は、例年5月3日から5月5日に平城京で開催されるよ。
なお、第一次大極殿院は南門の復原工事中のため、朱雀門ひろばを中心にして開催されているので注意してね。
その平城京天平祭の詳細はまだ決まってはいないみたいだけど、決まり次第順次発表されるのでこちらで確認してね。
(お願い)
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