えっ?NOBURIN、いきなり何を言ってるの?

 「甲子園出場」って、春と夏でしょ?

 今の時期に「甲子園出場」って時期外れもいいところじゃない。

 

 …そんなことを1ミリでも思ったそこのキミ(って、誰に言ってるねん?)

 

 ボーっと生きてんじゃねえよ!

 

(って、だからチコchanみたいな言い方をするの、やめってんだ)。

 

 甲子園出場と言っても、これは野球の話じゃないんだよ。

 

 えっ?それじゃあ、一体何の話をしてるのって?

 

 実は、今日の話は、

 

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KG FIGHTTERSが昨日のアメリカンフットボールの全日本大学選手戦西日本代表校決定戦の決勝戦でPANTHERS20-19で勝ち、全日本大学選手権に西日本代表校として出場することが決定したという話なんだよ。

 

 説明しよう。KG FIGHTTERSとは関西学院大学アメリカンフットボール部のチーム名であり、PANTHERSとは立命館大学アメリカンフットボール部のチーム名なのである。

 

 そしてもう1つ説明しよう。上の関西学院大学の画像は、KG FIGHTTERSの画像が、そうそう都合よくなかったから、以前撮った関西学院大学の画像を使い回ししたのである

 

 

 この全日本大学選手権の決勝で東西の代表校が対戦するのが、甲子園球場であり、この決勝戦は.「甲子園ボウル」とよばれているわけね。

 

  

 実は、KG FIGHTTRESPANTHRESはその2週間前にも関西学生リーグ戦でも対戦していて。そのときは31-7KG FIGHTTERSが圧勝したわけね。

 

 その結果、KG FIGHTTERSは関西学生リーグで優勝した。

 

 でも、それで甲子園ボウルに出場できるのかというと、そうはいかないわけね。

 

 甲子園ボウルに出場するためには、

 

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このトーナメント(字が下手なのはスルーするようにね)に勝ち進まなければいけないわけだからね。

 

 そして、西日本代表校を決める対戦相手は、予想通りPANTHERSだったよ。

 

 つまりは、関西リーグは2位に終わっても、西日本代表校決定戦を勝ち進めば、下剋上もあり得るというわけね。

 

 実は、去年の関西リークを制したのはPANTHERSであったが、西日本代表校決定戦では関西リーグ2位だったKG FIGHTERSが勝って下剋上を成し遂げたわけだからね。

 今年の西日本代表決定戦は、下剋上を狙う側とそれを阻止する側が入れ替わっての対戦となったわけね。

 

 昨日の試合、前半は流れはむしろPANTHERSに傾いていたよね。

 

 第1クォーター(以下蛇摩くせぇから「1Q」、「2Q」…って書かせてもらうね)6分23秒に、いきなり藤岡選手にTDを奪われ、先制点を許してしまう。

 

 説明しよう。TDとは、タッチダウンのことで、相手のエンドゾーンにボールを持ち込むか、相手のエンドゾーンでパスをキャッチすると6点が入るのである。

 

 実は、このTDの前に、KG FIGHTTERSの最初の攻撃で、フォルススタートを取られて5ヤード罰退させられたわけね。

 

 またまた説明しよう。フォルススタートとは、オフェンスチーム(攻撃側)がボールがスナップされる(ここからプレーが始まる)前に動いてしまう反則であり、この反則を取られると5ヤードの罰退になるのである。

 

 この最初のプレーでの罰退が、苦戦の原因だったのではないかと思われるよ。

 

 結局、最初の攻撃でファーストダウンを獲得できず、PANTHERSに攻撃権が移って、そのまま先制点を奪われて、完全にPANTHERSの流れになったわけだからね。

 

 ここでも説明しよう。アメリカンフットボールではオフェンスチーム(攻撃側)には4回の攻撃権が与えられ、その間に10ヤード進めなければならない。

 4回の攻撃で10ヤード進めることができたら、さらに4回の攻撃権が与えられ、これをファーストダウン獲得というのである。

 ちなみに、4回の攻撃で10ヤード進めることができなければ攻守が交代…相手チームに攻撃権が移るのである。

 

 それでも、トライフォーポイントでキックが決まらず追加点を与えなかった…実はこれが後々効いてきたんだけどね。

 

 さらに説明しよう。TDの後、オフェンスチーム(攻撃側)には、エンドゾーンの3ヤード前から、もう1回攻撃権が与えられて、キックが決まれば1点、ラン又はパスでエンドゾーンに入ることができたら2点が追加されるのである。

 

 KG FIGHTTERSも1Q終了間際に相手陣内に攻め込むも、TDを奪えず、1Q11分39秒にFGで3点を返すのが精一杯だったよ。

 

 またまた説明しなければならない。FGとは、フィールドゴールのことであり、攻撃中にボールをキックで相手のゴールポストの間を通過させることである。

 これが決まると3点が与えられるのである。

 

 1Qは3-6で終了。TD1本で逆転できる点差だから、この時点ではまだ勝負の行方はまだまだ分からないと思っていたよ。

 

 

 ところが、2QのKG FIGHTTERSの攻撃中にPANTHERS松山選手にインターセプトを許してしまう。

 さらには、そのまま68ヤードを独走されて2Qの10分33秒にTDを奪われてしまう。

 そして、キックも決められて3-13と10点差にされてしまう。

 

 説明しよう。インターセプトとは、オフェンスチーム(攻撃側)がパスするのに投げたボールをディフェンスチーム(守備側)の選手がキャッチすることである。

 このインターセプトをされると、その時点で攻守交代となる。

 

 このときはNOBURINも思わず天をあおいでしまったよ。

 もっとも、この試合はテレビで見てたから、天を仰いでも天井しか見えなかったけどね(って、そんなことどーでもいいんだってば)。

 そして…天井は白かった(って言ってる場合と違うやん)。

 

 ここで追加点を奪われたことも痛いけど、点の取られ方も悪すぎるからね。

 このパスをしたKG FIGHTTRESのQB(クォーターバック)は奥野選手

 その奥野選手は2年生ながらKG FIGHTTESのエースQBだからね。

 KG FIGHTTERSのエースQBといえば、それこそ日本を代表するレベルの選手のわけで、そのエースQBがインターセプトされて、さらにはそのまま68ヤードを走られてのTDだから、これはダメージも大きいよ。

 

 もっとも、これは、PANTHERSのディフェンス(守備側)の選手のプレッシャーが大きかったのが大きな要素になっているのだろうね。

 ディフェンスの選手から、プレッシャーをかけられた奥野選手が焦ってパスを投げたところをインターセプトされたようなプレーだったからね。

 

 このときは、「これ、かなりまずいんじゃないの?」と思ったくらいだよ。

 

 2Qが終わって3-13…ここで前半を終了して、ハーフタイムに入る。

 

 

 そして後半3Qには、PANTHERSにさらにFGを奪われるも、3Qの9分30秒に光藤選手から阿部選手へのTDパスが決まってようやくTDで得点を取る。

 その後のキックも決まってこれで10-16…再び1TDで追いつく得点差にしたよ。

 

 そのまま3Qを終了して10-16…いよいよ最終の4Qに突入…これならまだまだ逆転できると思ったよ。

 

 ところが、4Qの4分4秒にPANTHERSにFGを決められて10-19…再び1TDでは追いつかない得点差に…しかもこのとき残り時間はあと8分を切っていたよ。

 この時間で9点差はあまりにも重い。

 

 しかし、4Qの8分16秒に中村選手が残り1ヤードのところから相手の守備を飛び越えTD…さらにはゴールも決まってこれで17-19…2点差まで詰めよったよ。

 

 でも、時間はあと4分を切っている。

 まずは攻撃権を奪って、早く攻撃しないことには、もう時間がない。

 

 それから、攻撃権を獲得して、再び相手陣のエンドゾーン付近まで進んできた。

 しかし、そのとき残された時間はあと2秒。

 ここで、KG FIGHTTERSはFGを狙う。

 

 これが決まれば逆転勝利で甲子園ボウルの出場権を獲得する

 しかし、外せばその時点で甲子園への道は閉ざされる

 

 いよいよ運命のFGが…とここでPANTHERSがタイムアウトをとる。

 

 説明しよう。各チーム、前半・後半各3回ずつタイムアウトを取ることができる。

 

 このタイムアウトはKG FIGHTTERSの選手の集中(特にキッカーの安藤選手のね)を乱そうという作戦なんだろうね。

 もっとも、これはアメリカンフットボールの試合ではよくある手段だから、KG FIGHTTERS側も当然想定はしていただろうけど…。

 

 さて、試合再開。

 今年の甲子園ボウルの出場校を決める最後のFGの結果は…

 

 

 

 

 

 

 

FG成功で残り時間2秒での逆転勝利(って言うか、先に結果を書いてるんだから、ここでためる意味ないやん)。

 

 結果は、

 

 KG FIGHTTERS 2019 PANTHERS

 

これで3年連続52回目の甲子園ボウル出場を果たしたよ。

 

 それにしても最後の2秒で決着がつくという壮絶なゲームになったよね。

 普通、アメリカンフットボールの試合では、残り10秒から、リードしているチームの観客席からはカウントダウンが行われるのだけど、この試合に限っては、まったくそういった雰囲気にはならなかったからね。

 むしろ最後の2秒が一番緊迫していたよ。

 

 この最後のFGは、24ヤードの距離のものだったわけね。

 この距離だったら、安藤選手の実力からすれば、まず外すということは考えられない距離…まあ、普通ならね。

 

 でも、あの重苦しい空気の中で、しかも甲子園ボウルの出場がかかったキックとなれば、これはすごいプレッシャーがかかるのだろうね。

 ましてや、外したら何を言われるか分からない(実際にそうなるかは別にしてね)というプレッシャーもかかるわけだから、その中で普段通りに蹴れるというのは、なかなかできないことなんだろうね。

 

 ましてや、PANTHERS側も、これを決められたら自分たちが甲子園への道を絶たれるわけだから、当然プレッシャーをかけてくるだろうからね。

 

 その雰囲気の中でFGを決めた安藤選手がインタビューで言った言葉が「ホッとしました」であったことが、どれだけの重圧がかかっていたのかを物語っているのだろうね。

 

 そして、QBの奥野選手

 昨日はパスを3回インターセプトされて、うち1回はTDまで持っていかれた。

 昨日は、KG FIGHTTERSも苦しんだけど、奥野選手も苦しんだのだろうね。

 でも、随所でいいプレーも見せていたし、特に後半はパスも決まり出していたから、そう悪くはなかったのだろうね。

 それゆえ、鳥内監督もミスがあっても我慢して使い続けたのだろうね。

 

 その奥野選手は今春、大きなケガをして、戦列を離れざるを得なかった。

 そこから復帰して、エースQBとして活躍するまでになったわけね。

 

 …と、ここまで書いたら、カンの鋭い人はもう気がついたかもね。

 実は、奥野選手は、今春に行われた日本大学との定期戦で悪質タックルを受けた被害者だったわけね。

 

 あの事件ではケガだけではなくて、精神的にも大きなダメージを受けたと思われるけど、そこからよくここまで復活したよね。

 ここまでよく頑張ったと思うよ。

 

 しかもまだ2年生だからね。

 KG FIGHTTERSにはまだ2年間いるわけだし、ここからさらに進化し続ければ、これはスゴイQBになるんじゃないかと期待をしているよ。

 

 そして、光藤選手の活躍も光ったよね。

 この試合では出番は少なかったというものの、要所で出てきては、好プレーを連発していたよね。

 特に、3QのTDパスは圧巻だったよね。

 

 実は、この光藤選手はKG FIGHTTERSのキャプテンでもあるわけね。

 どうやら光藤選手は出番は少なくても、いるだけでKG FIGHTTERSの選手にとって存在感のある選手みたいだよね。

 

 昨日の試合は、点差以上に苦しい試合で、先制されたときから、試合終了直前までずっとPANTHERSがリードし続けていたわけだからね。

 

 正直NOBURINもさすがに昨日は勝てる気がしなかったけど、それでも光藤選手は出てきたときは希薄あふえるプレーを見せて、それが他の選手にも伝わって、どんなに不利な状況になっても最後まで諦めなかったことが、最後のあの2秒につながったのだと思うよ。

 

 さらには、フィールドの外でも奥野選手に声をかけたりして、見えないところでチームの勝利に貢献していたのだろうね。

 試合後、鳥内監督も「きょうみたいにできるねん。さすがキャプテン。彼が訴えていたことがやっと伝わったんちゃう」と高く.評価していたくらいだよ。

 

 

 そして、12月16日はいよいよ甲子園ボウルが開催されるよ。

 その対戦相手はBIG BEARS(早稲田大学)

 そのBIG BEARSは甲子園ボウルには過去4回出場していて、4回とも敗れている(これは、ちょっと意外な数字だったよ)。

 とはいえ、今年も含めて過去5年のうち3回甲子園ボウルに出場していることから、相当実力もつけてきているのであろう。

 さらには、関東リーグで優勝しているわけだから、決して楽な相手ではないのは言うまでもないだろうね。

 

 もっとも、甲子園ボウルに東日本代表として出場するのだから、どのチームが出てきても楽ということはありえないだろうけど…。

 

 甲子園ボウルでは、油断せず、でも極度のきんちょうもせず、普段通りに自分たちのプレーをすることが大事なのだろうね。

 

 甲子園ボウルも熱戦を期待しているよ。

 

 …でも、最後はありきたりのことしか書けなかったなぁ。

 

 説明しよう。お父さんは、デキが悪いからありきたりのことしか書けないのである。

 

 あれ?今日のブログ、なんだかヤッターマンみたいなナレーションがやたらと入るなぁ。

 

 説明しよう。お父さんのブログは、くだらないだけでなく、何を言ってるのかさっぱり分からないから、こうしてぼくが尻拭いをしないといけないのである。

 

 勝手にこんなナレーションを入れてるのは…

 

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 説明しよう。お父さんは頼りな…イテッ!

 

 コラ、せんとくん。やっぱりあんたか。

 ったく、あんたはどうしてそういう余計なことばっかりするの?

 

 これからみっちりとお説教をするからね。

 

 説明しよう、これは、

 

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ということなのである。

 

 コラ、あんたはまた余計なことをして…そんなことばっかり言ってないでさっさと来なさい。

 

 

 

 (お願い)

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