ゴールデンウィークの予定だって?…よくぞ聞いてくれました(って言うか、あんたがこのテーマを選んだだけやん)。
ゴールデンウィークには、今年も例年通り、
平城京天平祭に行くよ。
そして、5月3日の平城京天平行列にはNOBURINも参加するよ。
でもって、昨日はその平城京天平行列のリハーサルに行ってきたよ。
まずは、平城宮跡資料館の中での説明。
衣装の説明もあったよ。
こちらは貴族の衣装。そして、
笏を持つとこんな感じになるよ。
この笏には、自分が喋ることをメモしていたんだって…言ってみれば、カンニングペーパーみたいなものかな?
それゆえ、このように笏に書いてあることを読めるような位置で持つということで、こうやって持つのが正しいんだって。
続いては、
女官の衣装の説明。
この女官が持っているのは、さしばというもの。
当時の身分の高い女性は、男性に顔を見せることはなかったわけで、こうやってさしばで顔を隠していたんだって(横から撮った写真だから分かりにくいけど、こんな感じで顔を隠していたわけね)。
もっとも、天平行列で顔を隠してしまったら意味がないから、
当日はこのように横に持って行列をするけどね。
そしてこちらが、
白丁の衣装。
白丁は、このように幡を持ったり、元明天皇の御輿をかついだり(実際にはタイヤがついていて、それを引っ張る形になるんだけどね)するよ。
他にも、衛士、兵衛、雅楽隊、侍従、命婦、少納言…そして歴代天皇なども登場するよ。
その歴代天皇は、
元明天皇(写真は2015年の天平行列のもの、以下同じ)
元正天皇。
聖武天皇(一番前)。
光明皇后(一番前…なんて一々書かなくても分かるか)。
孝謙天皇。
淳仁天皇。
称徳天皇(実は孝謙上皇が重祚して称徳天皇になったわけで実際には同一人物なんだけどね)。
光仁天皇。
それから、遣唐使節団も天平行列に加わるよ。
こちらは、大使、副使、判官・議事、書記官・庶務、中国大使、中国大使側近、学問僧(実際のお坊さんが出演するよ、医師・陰陽師、船員、留学生、従者、荷物運び、水夫で構成されているよ。
平城宮跡資料館での説明が終わった後は、現地に行ってリハーサルを行ったよ。
まずは、第一次朝堂院から第一次大極殿前まで実際に歩いてみる。
そして、第一次大極殿前で行われる「平城遷都の詔」のリハーサルをやったよ。
こちらは、貴族の立ち位置から見た第一次大極殿。
元明天皇グループは、実際に第一次大極殿内に入って儀式の再現を行うということで、こちらは特に念入りにリハーサルを行っていたよ(実は元明天皇グループは土曜日もリハーサルがあったらしい)。
こちらがそのリハーサルの風景ね。
第一次大極殿の奥に控えているのが元明天皇…実は、元明天皇役は毎年ミス奈良が演じているんだよ。
なんか私服だから、元明天皇と言われても感じが出ないけど、当日は、
こんな感じで登場するよ(2015年撮影)。
こちらは、元明天皇に侍従、命婦も加わってのリハーサル風景ね。
当日は、こんな感じになるよ。
(同じく2015年に撮影)。
それから、全体のリハーサルと、退場のところのリハーサルをやって終了。
リハーサル終了後には、お昼ごはん…と言うより軽食が出たよ。
でもなんだか、ショボイなぁ(って、タダなんだから、文句を言うなってんだ)。
ちなみに、これじゃあさすがに足りなかったから。この後、
彩華さんにラーメンを食べたんだけどね。
それでは当日の流れを書いておくね(時間はあくまでも目安であって当日の状況により異なる場合もあるのであらかじめご了承のほどを)。
集合場所である奈良市役所を出るのが9時50分頃。
そこから歩いて朱雀門まで向かう。
こちらの朱雀門を通って、
だいたいこの辺で待機するよ。
この待機場所への到着は10時10分くらいね。
この建物にトイレがあるから、このあたりで一旦待機は間違いないのだろうけど、去年待機したこの建物の北側の広場が立入禁止になってたから、今年はどのあたりになるのかは不明。
有力なのは、その東にある
このあたりになるのかな?
まあ、だいたいこのあたりに行けば天平行列がいると思われるよ。
10時30分頃待機場所からスタート地点まで移動するよ。
そのスタート地点はこちら。
第一次朝堂院の南端から天平行列は出発するよ。
そして、約400人規模の行列になるだけに、
こちらの基壇も待機場所に使うものと思われるよ。
天平行列の先頭は11時頃出発の予定だよ。
人数が多いから、最終が出発するのは11時20分頃になるみたいだけどね。
第一次朝堂院を約3分の2進んだあたり、
ちょうどこのあたりで、元明天皇が輿から降りるよ。
で、実際にこの位置になるのかどうかは…まあ、だいたいこの辺が3分の2あたりだろうと、テキトーに撮っただけだから、あんまりアテにはならないけどね(って、いい加減だなぁ)。
南門の前にさしかかったところで、衛士と兵衛の交代の儀式を行うよ。
その南門の前はこちらね。
えっ?NOBURIN、南門の前って、門がないじゃないって?
実は去年までは、
このようにちゃんと門があったんだけど、今は、
このように、南門と第一次大極殿を取り囲む塀の一部が撤去されているんだよ。
というのも、この南門と塀の付け替えを20年かけてやるからで、工事完了後は、
このようになるみたいだよ(それにしても見にくい写真だなぁ)。
そして、第一次大極殿前には11時20分頃到着するよ。
もっとも、これは先頭の到着予定に時間で最終が到着するのは11時40分頃になる予定だけどね。
第一次大極殿前に到着すると、元明天皇グループはそのまま大極殿内に入り、それ以外は大極殿前に整列する。
整列する位置はこのあたりだよ。
そして元明天皇目線(?)で見るとこのように写るよ。
当日はこの前に、貴族や女官がズラリと並ぶことになるよ。
大極殿の門と塀がなくなってるのは、いただけないけどね(って、それを言うなってんだ)。
天平行列一行がすべてそろったら、引き続き「平城遷都の詔」の儀式の再現を行うよ。
元明天皇が登場して、平城遷都詔」の書かれた巻物が、元明天皇の前で検められて後、命婦→侍従→少納言(実は奈良市長)と渡されて、少納言が詔書を読みあげるよ。
このとき、お客さんも参加してもらって、
この祝袋をもらった人は(当日会場で渡されるよ。数に限りがあるのでもらえなかった人はゴメンね)、当日この祝袋をふってね(そのタイミングは、場内放送されるよ)。
詔が発せられた後は、祝いの舞が舞われるよ。
その祝いの舞「胡蝶」を舞うのは、西宮山口雅楽隊の子供4人だよ。
そして、12時25分頃から、天平行列一行は退場していく。
最終が退場するのが12時40分頃と見込まれているよ。
その後は、第一次朝堂院東側の基壇の上で記念撮影を行うよ。
記念撮影も全員一度にはできないから、グループごとに撮影をするから、基壇の下にも天平人が待機しているよ。
なお、記念撮影中は、出演者、スタッフ以外は基壇に登ることはできないから注意してね(基壇の下からの撮影は可)。
そして、天平行列の撮影は自由だけど、三脚、一脚、ドローン等の使用は禁止されているので、注意してね。
それと、観覧や撮影するときは、お互い譲り合って、くれぐれも他の観客の迷惑にならないよう、マナーを守って観覧、撮影をしてね(実際、過去、写真を撮ってるお客さん同士でトラブルになったこともあったと聞いてるくらいだからね)。
平城京天平祭では、それ以外にも盛りだくさんのイベントがあるけど…時間の都合上、その紹介は後日改めてさせてもらうね。
その「平城京天平祭」は、
5月3日~5日 各日10:00~16:30
(平城京天平行列は5月3日11時~)
場所はもちろん平城宮跡で開催されるよ。
入場は無料(一部有料のイベントもあり)。
当日は西大寺駅から無料のシャトルバスも
あるよ…もっとも、歩いて行っても15分くらいだけどね(タイミングによっては歩いたほうが早いこともあり)。
平城京天平祭会期中は来場者用の駐車場がないから、会場へは公共交通機関を利用してね。
それでは、みんな、ゴールデンウィークは平城京天平祭に来てね。
せんとくんも待ってるからね。
あっ、コラ、せんとくん。あんたじゃないでしょ。
それでなくても、あんたは、ロクなことをしないんだから…。
あんたが待ってるなんて言ってどうするの…。
あんたは、引っ込んでなさい。
それでは、気を取り直してもう一度…。
せんとくんも待ってるからね。