それじゃあ、今回は「光の夜神楽」の話の続きをするよ。

 

 …と、その前に、前回までのお話の紹介からさせてもらうね。

 

 「なら瑠璃絵~瑠璃絵マーケット編 」(2017年2月20日更新)

 「なら瑠璃絵~光の夜神楽編(前編)」(2017年3月4日更新)

 

まだ読んでいない人は、こちらから読んでみてね。

 

 

 続いては、曲芸を披露してくれたよ。

 

 まずは、こちらの人から。

 (特大の)マッチ棒を使ってのジャグリングをやったよ。

 

 それにしても、これは見事なものだ…よね…

 

 …と思いきや、師匠(らしき人)が出てきて、ダメ出しを始めたよ。

 で、曲芸というのは、こうやるんだとばかりに…

 

 曲芸をはじめたよ。

 まずは、皿回しから。

 

 梯子の上にのったお皿を顔にのせて回す…さすがに若手にダメ出しするだけあって、見事なものだよね。

 

 続いては、傘の上で鞠を回すという曲芸。

 

 お客さんが投げた鞠を傘でキャッチして回すという技を披露する…つもりが、お客さんの投げた鞠が、傘に届かなくて、お客さんまで師匠(?)にダメ出しをされていた…?

 

 そして、ようやくお客さんの投げた鞠が傘まで届いて、傘の上で回しているところ。

 傘の上で回したものは他にもあったよ。

 

 リングを回しているところ。

 

 この曲芸で傘の上で回っているのはリング。

 ちなみに、仲間と旅してまわる冒険の物語といえば「ロード・オブ・ザ・リング」ね(って、関係ないやん)。

 

 続いては、湯呑みを回しているところ(それにしても分かりにくい写真だなぁ)。

 

 

 そして、最後にマスを回して、皆様のマスマスの御健勝をお祈りしたのであった。

 

 …あっ、これを言ったのは、師匠(?)だからね。

 くれぐれも、「NOBURIN、またくだらないダジャレを言ってるよ」なんて言わないようにしてね。

 

 

 

 続いてはこちら。

 

 「四方鎮」という演目だよ。

 まずは、獅子が登場したよ。

 

 この「四方鎮」というのは、奉納を終える時に、神様に帰っていただく舞なんだって。

 この「四方鎮」では、鉾鈴で四方を斬り結び結界を解いて終わるんだよ…と言っても、まだ終わらないけどね(って、どっちやねん?)。

 

 …なんて言ってたら、獅子が寝ちゃったじゃない。

 

 そして、天狗が登場したよ。

 今回の「光の夜神楽」に出演したのは「漢國神社韓園講」(かんごうじんじゃからそのこう)であるが、こちらは豊来家玉之助、桃俣獅子舞保存会、大升獅子神楽団からなっているよ。

 その中の桃俣獅子舞保存会がある御杖村桃俣には、その昔、村は先住の天狗の一族の土地だったものを、村人が天狗一族と契約をして、契約してこの土地を借りて住んでいるという言い伝えがあるんだって。

 

 そして、獅子と天狗のツーショット写真…?

 

 こちらは、獅子が舞っているところ。

 そのとき、天狗はと言えば…

 

 

 お囃子に、何か偉そうに言っている…?

 見るからに態度もデカイし…これは、完全に天狗になってるよ(って、だから天狗なんだってば)。

 

 

 

 

 で、「四方鎮」が終わったところで、

 

 挨拶があって、獅子を舞わせていただきます…ということになったよ。

 

 そして、獅子の中に入って、

 

 獅子舞が始まったよ。

 

 獅子舞は、日本全土にあって、そのバリエーションもさまざまだけど、大きく分けると、2人以上で1匹の獅子を演じる二人立の獅子舞と1人で1匹の獅子を演じる一人立の獅子舞があるんだって。

 さきほどの「四方鎮」に出てきた獅子舞は、二人立の獅子舞だったのに対して、こちらは一人立の獅子舞ね(って、見れば分かるか)。

 

 こんなポーズを取ってみたり…

 

 剣を持ってこんなポーズも…

 そして、圧巻だったのはこちら。

 

 こんなに伸びあがってみせたりもしたよ。

 後ろの建物に注目。

 よく見ると、上のほうに、2階の窓があるよね。

 この建物…奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~なんだけど、天井も結構高いほうなんだよね。

 その天井の高い建物の2階の窓の近くまで伸びるのだから、これはなかなかのものだよね。

 

 かと思えば、こんなに小さくなったり…いや~、これはお見事の一言につきるよね。

 同じ一人立の獅子舞でも、た〇らけんじkunのものとは、雲泥の差だよね(って言うか、どんな比較をしてるねん?)。

 

 

 

 そして、最後は出演者全員による「伊勢音頭」でしめたよ。

 

 

 その「伊勢音頭」には、もちろん獅子も参加…そして、写真にチラッと写っている日の丸の扇子を持っているのは天狗だよ。

 

 

 

 というわけで、「光の夜神楽」、すごくよかったよ。

 

 で、どこがよかったのかというと、内容はもちろん良かったけど、それだけじゃないよ。

 最初のほうは、ナナメの角度から、立ち見だったんだけど、途中で座敷にいたお客さんが帰っていったから、途中から座敷で…しかもほぼ真正面の特等席から見ることができた。

 

 それと、本来なら、春日大社境内の祓戸神社に行かないと見れないんだけど、雪の影響で、奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~前に会場が急遽変更になった。

 実は、この日は「光の夜神楽」を見る予定はしてなかったけど、奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~前でやると聞いて、急遽見ることにしたよ。

 

 そして、一番よかったのは、この日はうるさいヤツがいなかったこと。

 この「光の夜神楽」は、仕事が終わった後に行ったんだよね。

 で、さすがに仕事に行くのに、息子を連れていくわけにはいかないじゃない。

 そんなわけで、職場から直接なら瑠璃絵会場に行けば、必然的に1人で行くことになるわけで…おかげで、うるさいヤツがいないから、ゆっくりと観賞することができ…イテッ!誰だよ。後ろから頭突きをしてくるヤツは…。

 

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 お父さん、ぼくにはだまって、1人で「光の夜神楽」をみにいったって、どういうことなの?

 お父さん、ぼくには、「ざんぎょうだった」なんていってたけど、ウソだったんだね。

 お父さん、ざんぎょうなんて、ウソをついて、カワイイむすこにはだまって、「光の夜神楽」をみにいくなんて、しんじられないよ。

 それに、「うるさいヤツがいないから、ゆっくりかんしょうできた」って、なに、ぼくが、いつもうるさいことばっかり言ってるようないいかたしてるの?

 お父さん、そうやって、せけんから、ごかいされるようないいかたをしたらダメじゃない。

 

 ゲッ!そのうるさいヤツに、1人でこっそり「光の夜神楽」を見に行ったこと、バレちゃったじゃない。

 …って言うか、あんた、アブナイから、ツノの生えた頭で頭突きをするんじゃないの。

 それに、あんたは、お出かけするとき、どこに行っても舌好調(絶好調の誤記じゃないよ)じゃない。

 

 えっ?何だって?…お父さん、何、人聞きの悪いこと言ってるの?

 ぼくは、いつも正直に

 

 お父さんは頼りない。

 お父さんはどんくさい。

 お父さんはおバカ。

 おまけに、おとうさんはぶ男。

 

って、言ってるだけじゃないって?

 

 まあ、それもそ…って、コラ、せんとくん。それは、正直に言ってるんじゃなくて、ただ単に悪口を言ってるだけでしょ。

 ったく、あんたは、そうやって、いつもああ言えばこう言うんだから…。

 

 

 

 …って、結局、最後はまた親子ゲンカ(コントという説もある)で終わっちゃったよ。

 「なら瑠璃絵」のお話は、まだまだ続くよ。

 

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