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 今日は、都道府県あるあるネタバトルに参戦(?)するよ。
 あおによし奈良の都にあるものと言って、真っ先に思い浮かぶものは、世界遺産。
 もっとも、世界遺産がある都道府県自体はほかにもいくらでもあるけど、あおによし奈良の都には、世界遺産が3つもあるんだよ。
 世界遺産が3つあるのは、あおによ奈良の都だけだからね(2016年8月11日現在)。
 
 現在、あおによし奈良の都にある世界遺産は、
 
 法隆寺地域の仏教建造物(文化遺産・1993年登録)
 古都奈良の文化財(文化遺産・1998年登録)
 紀伊山地の霊場と参詣道(文化遺産・2004年登録)
 
なんだよ。
 
 
 さらに言うと、「飛鳥・藤原の宮都とその関連施設群」についても、世界遺産への登録の動きがあって、将来県内に4つめの世界遺産が誕生するかもしれないよね。
 
 
 「法隆寺地域の仏教建造物」は、日本ではじめて世界遺産に登録されたものの1つ(ほかには、姫路城、屋久島、白神山地)なんだよ。
 「法隆寺地域の仏教建造物」は、法隆寺、および法起寺の建造物の総称なんだよ。
 
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 こちらは、法隆寺の五重塔。
 
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 そして、こちらは法隆寺の金堂ね。
 
 「法隆寺地域の仏教建造物」については、木造建築としての構造・配置両観点から傑作であること、仏教伝来直後の仏教建築物で、日本の宗教建築に深い影響を及ぼしたこと、日本独自の様式を確立した代表的な例であること、日本への仏教の流入と聖徳太子の仏教奨励が同地域への仏教の浸透に際立った特徴を示していることが評価されて、世界遺産に登録されたんだって。
 
 
 「古都奈良の文化財」は、東大寺、興福寺、春日大社、元興寺、薬師寺、唐招提寺、平城宮跡、春日山原始林の8つの資産で構成されているよ。
 
 こちらがその東大寺。
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 写真は、南大門と大仏様ね。
 
 春日大社。
 
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 南門前にて。
 
 興福寺。
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 言うまでもなく五重塔。
 
 元興寺。
 
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 裏から撮った極楽堂。ちなみに、飛鳥時代の古式瓦も残っているよ。
 
 薬師寺。
 
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こちらは東塔ね(注:現在改修中で見れないのでご注意のほどを)。
 
 平城宮跡。
 
 この「古都奈良の文化財」が世界遺産に登録された時には、この8資産全体で物語っている奈良の歴史や文化の特質が評価されたんだって。
 また、他の同種の遺産と比較しても、日本を含む東アジアの古代の都のうち、宮殿の遺跡と都に計画的に建設された木造建築群によって当時の姿を伝えている例は他にはないという点も評価されたんだよ。
 さらには、建造物群と自然の山や森とが一体になった文化的景観が守られていることも評価されたのだとか。
 
 
 「紀伊山地の霊場と参詣道」は、熊野古道と言ったほうが分かりやすいかな?
 こちらは、あおによし奈良の都の他、三重県、和歌山県との3県にまたがった世界遺産なんだよ。
 
 「紀伊山地の霊場と参詣道」のうち、あおによし奈良の都の構成施設(三重県、和歌山県とまたがっているものを含む)は、吉野山、吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)、金峯神社(きんぷじんじゃ)、金峯山寺(きんぷせんじ)、吉水神社、大峯山寺、大峯奥駈道(玉置神社を含む)、熊野参拝道小辺路だよ。
 
 こちらが金峯山寺。
 
 
 吉水神社。
 
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 そして、吉野山。
 
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 吉野山は一目千本と言われるほどの桜の名所なのっで、桜の写真を載せてみたよ。
 
 「紀伊山地の霊場と参詣道」は、東アジアおける宗教文化交流と発展を示す神道と仏教との比類のない融合の所産であること、千年以上にわたる日本の宗教文化の発展を示すたぐいまれな証拠であること、日本の多くの地域の神社や寺院の建築に深慮なる影響を与えた独特の形式を生み出す背景となったこと、遺跡と森林景観が1200年以上の期間にわたって、永続的かつ並外れて良好に記録された信仰の山の伝統を反映していることが評価されて世界遺産に登録されることになったんだよ。
 
 
 そして、「飛鳥・藤原の宮都とその関連施設群」は、6世紀~8世紀はじめに、律令制による天皇を中心とした「日本国」の誕生(それ以前は「倭国」とよばれていた)の舞台となった地である。
 その「飛鳥・藤原」の資産は、宮殿・都城をはじめ、寺院・祭祀空間・庭園・古墳など地下に残された考古学的な遺跡であって、限定された地域に面的に密集して存在しているんだよ。
 そして、これらの遺跡の考古学的調査や研究によって「日本国」の国家成立の過程が証明されてきたんだって。
 そのような「飛鳥・藤原」は、地下に良好に残された遺跡の中に、現在に至るまで約1300年あまり続く「日本国」の誕生の記憶が刻まれている、他に例のない文化遺産であると考えられるから、世界遺産登録を進めているのだとか。
 
 平成19年2月1日にユネスコ世界遺産センターに暫定一覧が提出されたよ。
 現在は、正式に世界遺産に登録するための推薦準備作業を行っている段階で、今後は、推薦書を作成の後、政府(文化庁)による推薦の決定の後、推薦書がユネスコ世界遺産に提出されるよ。
 それからさらに、国際記念物遺跡会議による審査があって、このときに、現地調査も行われる。
 その審査の結果を踏まえて、世界遺産委員会での審査があって、最終的に登録の可否が決まるわけだから、正式に世界遺産に登録されるのは、まだ先の話みたいだけどね。
 
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