「最後の授業」は、フランスの作家、ドーデの「月曜物語」の短編小説集、一編である。舞台はアルザス地方の学校。この物語の主人公、フランツは学校に遅刻してしまい、アメル先生の鞭打ち罰を受けるのではと、心配したが、学校に着くと、アメル先生はフランツに優しく席につくよう促した。後ろを見ると、元村長をはじめ、多くの大人たちが集まっている。アメル先生は、生徒や集まった大人に自分が授業をするのは、これが最後だという。普仏戦争でフランスが負けたため、アルザスはドイツ領になり、ドイツ語しか教えてはいけないことになり、アメル先生は、学校を辞めなくてはならなくなったのである。アメル先生は「ある民族が奴隸となっても、その母語を保っている限りはその牢獄の鍵を握っているようなもの」とフランス語の優秀さを生徒に語る。やがて、時間になり、最後の挨拶をしようとしたが、言葉が出ず、黒板に「Vive la France!」と書いたのであった。

 実は、昨日、NOBURINも韓国語の授業に遅刻したのであった(アカンがな)。そしたら、昨日は、最後の授業であった…もっとも前々から分かってたことだけどね(って何じゃ、そりゃ)。というのも、先生が韓国に帰国することになったのである…といっても、あおによし奈良の都では、韓国語を教えてはならないということになったわけじゃないけどね(って当り前だろうが)。

 そして、いつもよりも少し早く最後の授業は終わり、先生に花束と三輪そうめんを贈ったのであった。そして、先生のEメールアドレスを教えてもらったよ。

 最後に先生は「Vive la Korea!」とは書かなかったが(って言うか何でフランス語で書くねん)、代わりに作文の宿題を出したよ。えっ?最後の授業なのに、宿題を出してどうするんだって?そりゃ、9月から来る、新しい先生に提出するんだよ…要は、今秋から先生がかわるんだ。ということで、今の先生の最後の授業だったというわけ(ほなら紛らわしい書き方をするなってんだ)。

 ところで、ドーデの短編と先生がかわること、どういう関係があるのかというと…全く関係がないんだ(なら余計なこと書くなってんだ)。

 もちろん、今の先生の授業は、昨日で終わったけど、NOBURINの爆笑韓国語奮闘記はまだまだ続くよ。

 でも、9月までは、韓国語の授業は夏休みになる。先生は「Vive la Korea!」とは書かなかったけど、NOBURINはまさに「Vive la Vacance!」だよね…もっとも仕事は休みにならないから(って当り前だろうが)、そんな気分ではないけど(って訳分からんわ)。

 そして9月になって、授業が再開されたら…韓国語、きれいさっぱり忘れているんだろうなぁ(ってそれじゃダメじゃん)。