日曜日に行った明日香村の話の続き…ここから読み始めた人は、2つ前のその1から読んでね。えっ?ここからじゃあダメなのかって?…まあいいけど(何じゃそりゃ)。

 さて、万葉文化館に到着した。でも、腹が減っては戦ができぬと言うから(別に戦争するわけじゃないけど)、万葉文化館に行く前にお昼ごはんにする。

 この日のお昼ごはんはこちら


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古代米カレーである。古代米を使ってる意外はどうということなかったな。

 お昼ごはんの後、いよいよ万葉文化館へ


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ちょうど、平山郁夫展が開催されていた。

  平山郁夫氏は、現代日本画壇の最高峰に位置する画家であり、その作品価格は画家の中で飛びぬけて高いらしい。平山郁夫氏は、広島で被爆した経験を持っており、その体験に基づいて仏教への深い関心と平和への切実な祈りを込めて独自の画境を切り拓いている。また、仏教に対する確たる思いは、やがてシルクロードに対する思いと結びつき、日本文化の源流を訪ねての壮大な芸術展開へ繋がっていく。

 万葉文化館の入場料は通常は600円だが、特別展開催中ということで1,000円だった。ここでもせんとくんクーポンを使ったので800円になる。

 エントランスから展示室へ通路から撮った写真


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飛鳥池工房遺跡の復原展示である。ここから大量の木簡や日本最古の貨幣(今のところは)である富本銭が発見された。

 平山郁夫展の展示室に入る。今回はあおによし奈良の都とシルクロードをテーマにした作品を中心に展示してある。流石は日本最高峰の画家の作品と合って写真よりも精巧である。NOBURINの撮影した写真よりも平山氏の絵の方がリアル感があるなあ(あんたの写真の腕、悪すぎなんや)。

 シルクロードの絵画、見ているとシルクロードを旅したくなってくるなあ。特に敦厚なんて行ってみたくなる。ガンダーラの絵、ゴダイゴの曲を思い出しちゃった(古いなあ)。バーミヤンの大石仏の絵、こんな貴重な文化遺産を自分たちの宗教の価値観だけで破壊した政権もあったなあ。これは世界共有の文化遺産なんだから自分たちの価値観だけで破壊するなんてこと許されるべきではない。ベルセポリス炎上の絵…そういえば前日ヤクルトの投手陣も炎上してたなあ(因みに前日の交流戦でヤクルトはロッテとの試合で20失点の大敗を喫した)…ってどんな発想してんねん?イスタンブールのブルーモスクの絵もきれいだったなあ。アフガニスタンの砂漠の絵は昼と夜の絵が並んで展示してあって、比較して見てみるとおもしろかったなあ。

 そして、古代の奈良の絵画、見ていると古代の奈良を旅したくなってくるなあ。ドラえもん、タイムマシン貸して(のび太kunか)。額田王、美人だなあ。ミスコンテストに出場したら優勝候補間違いないな(飛鳥時代にミスコンなんてないだろうが)。平城京の絵もあった。なんと立派なんだろう(それは年号を覚える語呂合わせにあったぞ)。

 今回の平山郁夫展は展示室と企画展示室の2室を使って大々的に行っていたよ。流石に平城遷都1300年記念特別展だけあって力を入れてるね。この平山郁夫展は5月30日まで開催しているよ。もうあまり日がないから早めに行ってね(ほなら早くブログ書けってんだ)。

 平山郁夫展を見た後は映像ホールへ行く。ここには誰もいなかった。内容は万葉集と絵画についての紹介の映像が3点。最初は1人で見てたけど、そのうちだんだん人が集まってきた。最後には結構席も埋まってたな。

 映像ホールをでると中学校の修学旅行らしき集団に会う。う~ん、ついてないなあ、修学旅行であおによし奈良の都に来てもらうことは勿論ありがたいことであるが、横で騒がれたら落ち着いて見れない。しかも、何をしでかすか分らない(?)生徒に自由行動をさせているようである。修学旅行も自由行動型のものが評判が良いということも聞いたことがある。実はこれ生徒にではなく、先生になんだけどね。やっぱり、先生にとっては修学旅行は疲れるようである。そのため、体験型と自由行動型が評判がいいらしい。もっとも何かあったら、大変だから、違う意味で疲れるらしいけど…。

 案の定、富本銭が展示してある特別展示室でも、一般展示室でも修学旅行生騒いでいて、落ち着いて見れなかったよ。まあ、学生時代の思い出の旅行、騒ぐなっていうほうが無理なんだろうけどね。こんなこと書いているNOBURINも修学旅行ではやっぱり騒いだしね。まあ、昼間から酔っぱらったおっさんの団体が騒ぐよりはまだカワイゲがあるしね。

 さて、特別展示室では実物の富本銭を展示していたよ。富本銭は日本最古の貨幣(今のところは)だけれども、貨幣としてはあまり価値はなかったらしい。まあ、流通はしていたとはいうものの物々交換なんかもされていたみたいだしね。その後の時代の皇朝十二銭も紹介されてたよ。一番最初に作られた和同開珎(NOBURINの学生時代はこれが日本最古の貨幣って習ったんだ)から最後の乾元大宝までの十二の貨幣が鋳造されたんだ。で、後の十の貨幣はというと…知らん(って調べる気ないんかい)。

 一般展示室は歌の広場をはじめ、歌に込められた万葉の世界を様々な展示や演出で体感できるよ。そう言えば修学旅行生は古代人の人形と一緒に写メ撮ってたな。今の子は修学旅行でこういうことをするんだね。NOBURINの学生の頃は写メを撮るってことはしなかったけどな(そもそも携帯電話自体がなかったから当たり前だろうが)。

 一般展示室にはこんなところもあるよ。


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これ、分りにくいだろうけど(っていうか分るか)、実はここが富本銭が発見された場所。歌の広場から万葉劇場に行く間にあるから、足下に注目して歩いてみてね。でも下ばっかり見過ぎてくれぐれも人にぶつからないように注意してね(そんなこと言わなくても分るってば)。

 万葉劇場に行く。次の上映は「万葉のふるさと」というアニメーションであった。舞台は奈良時代の初め。宮廷歌人の山部赤人が友人の娘(十二歳の少女)を連れてかつての都飛鳥を訪れるという設定。赤人は飛鳥を懐かしく思う。少女にとっては飛鳥は初めて訪れる地。赤人は少女にかつての飛鳥の賑わいを話す。万葉集の歌も紹介される。その中には恋の歌も。古代は恋心は和歌に託して告白していた。そして、返しも和歌でした。古代は和歌が詠めないとモテなかったらしい。そう言えば時代は違うけど、在原業平にしろ光源氏にしろ和歌を詠むのうまかったよね。でも赤人さん、十二歳の少女に恋の歌詠んでナンパするのってこれ、犯罪じゃないの?(別にナンパしてるんじゃないってば)。

 なんか万葉の里に来たらNOBURINも久しぶりに創作意欲出てきちゃったな。

 というわけで、NOBURINも明日香で一首。

 

 まほろばの 心のふるさと 君となら あすから永遠(とわ)に 歩いてみたい


 「なら」は「奈良」と「君となら」の、「あすか」は「飛鳥」と「明日から」の掛詞にしてみたよ。まあ、万葉の歌というよりはチョコレート語(現代語の短歌、語源は「チョコレート革命」という俵万智の歌集)の短歌だけどね。それにしても、下手くそな歌だなあ。これじゃあ、古代なら全くモテなかっただろうなあ。じゃあ、平成時代ならモテるのかと言えば…全くモテないんだけどね(ってそれじゃダメじゃん)。

 さて、万葉文化館を出るとこの子がお見送りしてくれたよ。


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そう、あおによし奈良の都のアイドルせんとくんである。せんとくんに見送られて家路についたNOBURINであった。そして、家に帰ったらこの子が出迎えてくれたよ。


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NOBURINのカワイイ息子、せんとくんである。この日はせんとくんお留守番だったけど今度は一緒にどこか行こうね。でもせんとくん、行ったところでは、もう傘立て壊したらダメだよ。