子どものある部分を見て
「もー、何やってんの!
まったくあんたは!」
って怒ってしまうこと、
ありますよね。
その部分だけを見て、
その子すべてがダメ、という言い方を
しないよう、気を付けないとダメね。
たとえば。
宿題をなかなか始めない、
始めたと思ったら集中せず
ダラダラして、なかなか終わらない。
その結果、お風呂の時間や寝る支度が
ずれこんで、また寝る時間が遅くなった。
こんなとき、
「また遅くなったやん!
だからあんたはダメやねん!」
と、言いたくもなります。
ダメやねん!とは言わなくとも、
「まったく、あんたは!」でも
子どもに伝わるメッセージは
大して変わらないでしょう。
だから、どうせ言うなら
「だからあんたは!」
じゃなくて、すべき行動を
ピシッ!と言う方がいいです。
「宿題は5時になったら始めなさい」
みたいにね。
もちろん、宿題を始める時間や
言葉のかけ方は、
子どもの年齢に合わせて
もっと工夫できるし、
その工夫次第で
子どもの反応が変わるから面白い♪
(言葉のかけ方は
応用講座でお伝えしてます)
肝に銘じておきたいのは、
「あんたはダメ」は
子どものすべてを否定する言葉だから
これはNGだ、ということ。
軽い気持ちで言ったとしても
言われた方は、傷つきます。
しかも、しょっちゅう言われてたら、
だんだんと、確実に
傷が深くなっていきます。
だから、腹が立ったときに
出そうになる言葉が、
子どものすべてを否定する言葉に
なっていないか、
口から出る前に一度、
点検してみてくださいね
そんな余裕ないわ!と言うくらい
腹が立ってるなら、
口から出す前に子どもから離れてね
【左】『やさしいママになりたい!ギノット先生の子育て講座』(筑摩書房)
【右】『子どもを上手に叱っていますか? しあわせな親子関係を作るコツ教えます』(筑摩書房)
- 自己肯定感ってなに?(いじめの切り口では、加害者の心の状態についても触れます)
- 自己肯定感を上げる接し方(聞き方、ほめ方)
- 自己肯定感を下げない接し方(怒りのコントロール、子どもを傷つけずに伝える方法)