松本潤さんの、暁の空へ | NobunagAのブログ

NobunagAのブログ

家庭菜園、ゲーム、アイドルなど趣味の話題や、子育て、介護関係のことをつらつらと書いています。



暁の空。

松本潤さん、入所28周年と
同時にあらたな旅立ちの日。

そのどちらにも、
おめでとう。


Xにも書いたけれど、
徳川家康の40歳は
本能寺の変で信長が
討たれた年齢…

家康は決死の伊賀越をし、
なんとか三河へとたどり着いた。

家康の人生はそこから
二転三転していくのだが、
その長い生涯を考えたときに
この40歳からの数年が、
もっとも後の運命を
決定づけたことだろう。


その家康を演じた
松本潤さんは奇しくも40歳。

去年、撮影中にジャニーズ問題が
大きく取り上げられている中、
当然ながら松本潤さんは、
徳川家康という人を演じて
家康の人生から学びながら
これから先をどのように
生きるのか、
必死に考えたと思う。


退所をする、
という決断に関しては
不安の大きい人も多いかも
しれないけれど。

でもそんなファンよりも、
彼自身が一番不安も
プレッシャーも感じていて、
それでも新しい道へと
進む決断をしている。


家康の人生だって、
突然、信長が死んでしまう
というのは衝撃だったはずだ。

これからやっていけるのか?

いや、やらなくてはいけない…

家臣や民のためにも、
自分は進まなきゃいけない…


松本潤さんもきっとそう。

あの問題がなかったら、
確かにまだ事務所に所属し
変わらぬ日々を過ごして
いたかもしれない。

だけど予想できない出来事が
どうしたって人生には
降りかかってくる。

家康がそうであったように、
松本潤さんも、
これまでの後ろ盾を突然、
失ってしまった。

でも、そこから先も
長い人生は続いていく。

その人生を輝いたものに
していけるのかどうかは、
彼自身のこれからの歩みに
かかっている。


だけど、家康には
三河家臣団がいたように
松本潤さんにも嵐である友人たち、
そして芸能界の仲間たち、
何よりたくさんのファンがいる。

家康が夏目殿に

「殿はきっと大丈夫」

と励まされたように、
あるいは平八郎が

「この先は一歩も通さん」

と、敵を遮って守ってくれたように。

決して人間は一人ではない。


長い人生の中で大切なものを
失うこともあるけれど、
それでも人生は続いていき
最後にそれを満足したものに
出来るのかは、
すべて自分次第だ。


松本潤さんが徳川家康を
演じて本当に良かったと思う。


人は40歳からでも
必ず新しい夢が見られる。

家康がそうだったように
そこからさらに飛躍できる。

松本潤さんはそんな
家康というかつて確かに
この国に存在していた
素晴らしい人物の人生を
役柄として演じぬいた。

きっとあの世の家康公は、
彼のことを見てくれて
いることだろう。

わしと同じ、ここからだぞ、と。

きっと励ましてくれているはず。


暁の空は新しい夜明けだ。

悲しむことなんて、ない。