平六の冷たい言葉の意味 | NobunagAのブログ

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八重さんを助けられなかった
三浦平六が

「百に一つも助かる見込みはない。
小四郎もほとほと運のない奴だ」

などと言ったことに対して、
批判的な見方をする人が
一定数いる。

確かにその言葉だけを見ると
親友に対してそれはあんまりだろう、
そもそもお前が現場にいて、
何をやってんだよ!!
と言いたくなるのも
事実である。

しかし待ってほしい。

そう、平六は

「現場にいた」

のである。

当事者なんだ。

当事者だからこそ
状況がいかに
絶望的であるかは
よくわかっている。

平六自身もすぐに捜索し、
三浦の郎党もかき集めて
探したということは
述べられている。

それでも見つかっていない。

こんなとき平六の立場なら
どう思うだろうか。

小四郎に対して。

きっと怒ってほしいはずだ。

お前がついていて何を
やっていたんだ!!
八重さんを返せ!!
と責めてくれさえすれば
謝罪もできるし言い訳だって
出来るかもしれない。

でも小四郎はそれをするだろうか?

彼の性格的に一方的に
平六を責めるようなことは
小四郎はしないはず。

彼は抱え込んで、
ただ悲しみの中へと、
落ちてしまうだろう。

親友だからこそ平六には
それがわかる。

で、あれば平六に出来ることはもう、
自分からさらなるクソ野郎を
演じることだけだったのかもしれない。

親友の妻を助けることもできない、
それどころかそんなときにまで
冷たい言葉を吐き捨てる。

非情でどうしようもない人間。

自傷行為に近いけれども
そうすることでようやく
小四郎に対しての、
すまない、という気持ちを
己の中に刻みこむしかない。

平六というのはそういう
クソめんどくさい奴だと思う。

そしておそらくは小四郎も
それは理解すると思う。

それが友というものだから。




本当の平六は八重さんが
無理をしていることに気づき、
咄嗟に川へ飛び込んでいった、
そういう人である。

助けられなかった、
というのは結果であって
まず小さな子供を優先した、
その後、振り返ったら
八重さんは流されてしまっていた。

単に冷たい現実がそこに
存在してしまった、
というだけのことだ。

悲しいけれども…

平六は以前、あの善児から
八重さんを助けたこともある。

善児の必殺率を考えると、
あれは奇跡的だったことも
忘れてはならない…!




そういえばシン・ウルトラマンでの
山本耕史さんのメフィラスを
三谷幸喜氏が絶賛していたらしい。

三谷氏のことなので、
忘れた頃になって

「川遊びか…
俺の一番苦手な言葉だ」

みたいな小ネタを入れて
きそうな気がする…w