レビー小体型認知症のこと(など) | NobunagAのブログ

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家庭菜園、ゲーム、アイドルなど趣味の話題や、子育て、介護関係のことをつらつらと書いています。

たまたま介護関係の
フォロワーさんと
レビー小体型認知症のお話を
していたのですが、
認知症には種類があることを
知らない人も多いと思います。

一般的に知られているのは
アルツハイマー型認知症。

これは典型的なというか、
比較的多くの方がかかる
認知症というやつですが…

実際には色んな種類があります。



これ厚労省が採用してるデータで、
別の研究だとちょっと
割合が前後したりはするのですが。

おおむね半分から6割が、
アルツハイマー。

残りは別の認知症ということです。

最初に述べたレビー小体型認知症、
DLBというやつですが、
このグラフだと4%。

ん〜、どうなんでしょ。

もう少し多い気はしますが…

僕自身は過去に何件も、
今もですが担当しています。

レビー小体型認知症は、
パーキンソンとも
ちょっと関連があって、
パーキンソンの原因となる
物質が脳に溜まって
起きていることが
わかってきています。

なので症状としても、
いわゆる典型的な
パーキンソン病の方に
よくある小刻みな歩行が
挙げられます。

また、レビー小体型認知症に
特有の症状として幻視(幻覚)が
ほとんどの場合に見られます。

ある程度の幻視は、
アルツハイマーのせん妄でも
起こり得るんですが、
レビーの場合には
その内容が特徴的です。

例えば虫がいるとか、
幽霊がいるみたいな
一般的に気持ち悪って
なる感じの幻視…

もちろん本人には
本当に見えているから
さらに気持ち悪いでしょうから
かなり混乱してしまいます。

それによって、
怒ったり徘徊が止まらなく
なったりします。

先ほど述べたように
歩行に影響が出ている
場合も多くて、
徘徊すればするほどに
転倒も増えてしまいます。

また、症状が進むと
時折脳のスイッチが
停止するかのように、
急に気を失ってしまう
ことも多いです。

寝ている間に突然、
大声で叫ぶこともあります。

これは元気な頃でも
普通に眠っているのに
ものすごく大声で叫んだり
する人はレビーになる人も
いるから注意が必要、
という研究者もいますね。

注意が必要といって、
どうにもできないけれど…

予後的なものでは
脳の低下と身体の低下とが
連動していってしまうことが
多くて最終的には、
ほとんど歩けなくて
寝たきりのように
なってしまいます。

これはレビーに限らず、
アルツハイマーでもほぼ
同じなのですが、
レビーの場合には
進み出すと速いですね…

例えばアルツハイマーなら
そうなるまでに10年、
レビーだと6年あたりです。

いずれにせよ寝たきりに
近くなってしまうと、
喉の筋力が落ちるし
レビーはとくに
パーキンソン的な意味でも
筋力低下していくので
嚥下(飲み込み)が困難になって
誤嚥性肺炎で亡くなる
ケースが多いです。

よく「誤嚥」というと
介護職員のミスで
食べ物をつまらせた!
と勘違いされてしまいますが、
そうではなく末期で
喉の機能が失われてしまえば
自然現象としてどうしても
誤嚥は起こり得るものです。

でも実は薬が効きやすいのも
レビーの特徴としてはあって、
薬がうまく効いていると
10年キープできる人はいます。

いま、うちの施設にいる方は
たまたまうまくいってます。

でも先ほど述べた通り、
進むと速い…

実は別の方ですが、
今年の初めまでは
とても薬が効いていて
施設内の掃除機がけを
全部やってたくらいの
ものすごく元気な方が、
春頃から転倒したり
気を失うことが増えて、
夏には亡くなって
しまいました…

あれは俺もちょっと
ショックでしたが、
レビーではあり得る
経過でもあります…



認知症には種類がある、
これはとても大事です。

実は効く薬も全然違います。

お医者さんでも、
普通の内科の先生などは
あまりくわしくないことが多く、
認知症の方が受診しても
みんななんとなく
アリセプトだとか最近は
メマリー出しとけばいいか、
で終わってしまうのですが…

あるいはあまりに
症状がひどければ、
リスパダールとか
セロクエルでグダグダに
なって終了とか…

でも薬がうまく効くことで
抑えられてキープできる
可能性はあるんですよ。

年単位では進行するから
そうはいっても一時的にですが、
劇的に改善する人もいます。

まぁ、僕は医師ではないので
あまり薬のことばかりを
書くとケアが大事だろ!って
言われてしまいますが…

ただ、昔からいる
ベテランの職員が
認知症の知識も何もなく
経験と気合と愛(!?)さえあれば
認知症が良くなる!と
思いこんで悪くしていく
ケースをよく見てきたので…

それじゃダメなんです。

さすかに経験という意味では
僕自身がもはやベテランに
なってしまったので、
気合と愛の大切さも
わかってはいますがw

でも知識や薬の使い方を
理解することは、
やはり必要ですね。

だって病気と相対しているのだから。



もしレビー小体型認知症で
困るご家族、あるいは
利用者さんがいたら、
いつものかかりつけ医でなく
専門の先生にかかるのも
ひとつの手てす。

べつに普段飲んでる
内科系の薬はそのまま
かかりつけ医の先生に、
認知症だけ専門の先生に
処方してもらえばいいし。

あるいはかかりつけ医の先生が
柔軟な方であれば、
一度専門医にみてもらったうえで
それに沿った処方を
今後してもらえばいいです。

少なくとも認知症のタイプを
確定させることは、
その後のケアにすごく
有効な手段です。

最終的には治せない、
亡くなってしまうというのは
年齢的にも避けられませんが、
そこに至る期間を
有意義なものにするために
介護と医療の連携、
お互いの病気への理解が
必要です。



とまぁ、こんな田舎の
介護職員でも意外と
色々考えてますよって
話でした…

ただトイレや食事の
世話をしているのではなく
病気も含めて総合的に見て
そのうえで一人ひとりを
まんべんなく支援をするのが、
僕らの仕事だということです。




だから面会強要の
電話やめてほしいw

昨日もかかってきて、
何度言っても伝わらないから
スタッフがノイローゼに
なってしまいます…

「面会できる工夫をするのが
あなたたちの仕事だ!」

と。

面会させるな、と
厚労省から言われる仕事なのにw

まぁ、預けているだけで
会えないというのが
心配だということは
理解はできますよ…

例えば具合が悪くて
余命幾ばくもないとか。

それでも基本的には
会わせないで、と
指示はされてるけど
うちは会わせてあげます。

でもだからこそ、
元気な利用者さん、
家族には面会禁止に
協力してほしいのに。

この利用者さん、
普通にケータイもってて
毎日自由にその家族と電話して
元気で問題ないって
わかっているんですよ?

それなのに一ヶ月に
何度も会わせろとは…

どうしたらいいのやら。

正直、そっちのほうが
手に負えない…