面会のない中での死 | NobunagAのブログ

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このところ連日意識を
失くしてしまう方がいます。

先日、脳の病院で
MRIを撮ったばかりですが
そのときは何も異変はないと。

しかし現実には、
連日意識を失います。

つい先日まで普通に…
むしろとても元気に
していた人が
ほとんど食事もとれない
状態になっています。

施設内に掃除機を
全てかけてくれるほど
ごく普通だった人が
一日中寝込んでいるのです。

発熱もあります。

うちも医療法人で
先生はいるのですが、
なにぶん小さな診療所。

全身の検査はできず、
できるのは血液検査くらい。

かろうじて腎不全を
起こしていることだけは
わかりました。

なんとか受診には
こぎつけたけれども
コロナを警戒するせいか
入院のハードルが
高くなっています。

腎不全はもうよくなってる、
あとはわからないから
とりあえず施設で
2週間は様子みてくれと
帰されました…

結局、原因不明なまま
ゴールデンウィーク中も
施設で対応しなくてはならず
困っています。

むろん、熱がある以上は
施設でもコロナは
想定をせねばならず…

隔離はしたいけれど
やはり認知症はあるので
説明してもそれを
忘れてしまうので、
完璧な隔離は不可能です。

通常、利用者さんは
面会も外出も禁止なので
コロナの可能性は
低いのが当然です。

でもその方は持病があるため
コロナ受け入れをしている
大きな病院への通院を
定期的にしています。

だから可能性は排除もできない。

とはいえうちの母も
抗がん剤の点滴のため
通院はしているから、
不要不急ではない
必要な外出については
止めることは無理です。

まぁそんなわけで、
その方をどうしていくか
連日悩んでいましたが…

朝から電話が鳴り
起こされたので、
もしや…と思いきや
全然元気だった別の方が
息をしていません!と…

急いで駆けつけましたが、
すでに呼吸も脈もない
状態でした。

突然死といえば突然死。

でも99歳ですから、
年齢を考えれば
普通に起こりうること
ではある…

もちろん家族が不審に
感じるのであれば、
警察を呼んで検死して
いただくこともできます。

念のため提案しましたが、
自然なことであるし
ここまで元気でいて
眠るように亡くなって
しまうのであれば、
苦しんでいない分、
むしろ望ましいことですよと
受け入れてくださいました。

この状況下で悔いが残るのは、
面会禁止のせいで
家族がここ数ヶ月
会えなかったことですよね。

中には普段から
全然会いに来ない家族も
いるわけですが、
今日の方は以前から
3日に1回は来てくださる
家庭だったので。

といって普段から
連絡はよく入れていたというか
…認知症が重度でかなり
騒いでしまう状況もあり
とにかく元気ですよ、
ということは報告していたので
それを思うとあまりにも
あっけなく。

でも本当にこういうことは
どうしてもあり得るんですよ。

であるからこそ、
会えるときに
会ってあげてほしい、
それは家族にいつも
伝えているんですが。

今回のようにコロナという
我々にはどうしようも
できない事情の中で
会えないままで
亡くなる方が出てくる。

おそらく全国どこの
介護施設でもこれは
起きているでしょうね。

世間ではコロナばかりが
取り沙汰されますが、
コロナではない形で
亡くなる方であっても
家族が会えないことが
出てきている。

もちろん通常の老衰、
みとりである場合には、
この状況下においても
家族が会える機会は
なるべく作っていますが、
ここまで突然亡くなると
それも出来ません…


冒頭述べたように、
コロナを警戒するため
入院できないケースが
生じています。

我々は市販の薄いマスクやら
防護衣もない状態で
密着して介護をしています。

また、今日のように
コロナとは関係がなくても
コロナのせいで家族が
面会にも来られない中で
亡くなっていく方もいます。

きっとどこの病院も、
介護施設でも起きている。




職員も疲れ果てています。

僕も今朝その対応をし、
また夕方から夜勤…

15時間勤務とかも
当たり前で…
(明け休みではありません…)

なぜこうなるかというと
元々人手が少ないのも
あるんですが、
スタッフにも子供がいて
まず自分の家庭も
成り立たせないと
いけないからです。

これけっこう何度も
言ってきましたけどね。

介護サービスは
普通通りやってくれ、
はいい。

なければ困る職業、
それもわかってはいる。

でも誰がやるのか、
やってるのは人間ですよと。

うちもそうですが、
コロナのせいで学校が
休みになってしまうので、
普段は母親に見てもらうしか
ないという状況。

本当は母も癌のステージ4
なのですから、
それもラクな話では
ないのです…

障害のあるお子さんを
お持ちのスタッフは、
その障害者施設が
いまは受け入れ停止を
しているので、
子供を預けられないから
仕事に来られません。

もう普通にそういうことが
起きています。

介護士、看護師…
お医者さんもそうだと
思うんですけれど、
コロナがあるからこそ
踏ん張らないといけない
職業です。

でもコロナのために
自分の家庭が
犠牲になる部分があります。

その家庭を守るためには
仕事を休むか辞めるしかない、
そんな感じです。

そしてそうすることで
他のスタッフに
しわ寄せがいってしまう…

僕自身、子供から

「また今日もいないの?」

「今日も一緒に寝られないの?」

と言われるのが苦しい。

帰ってきたときに、
すぐに抱き締めて
あげられない、

「シャワー浴びるまで
さわらないで!」

と言わないといけない、
こんな仕事が嫌だなと
思ってしまいます。

でも嫌でもやるんですけどね。

…なんか自分のことに
なってしまったな。

ともあれコロナコロナと、
コロナばかりが報道を
されるのですが、
コロナ以外でも人は死ぬ。

そしてコロナ以外で
死ぬ人が普通の死に方が
出来なくなって
しまっているのだということ。

99年も生きてきて、
この数ヶ月家族との面会が
出来なかったのは、
本当につらかったでしょう。

家族にとっても、
さぞやつらいでしょう。

せめて天国から、
大好きな家族のことを
見守れますように。

冥福を祈ります。