不起訴になる理由 | NobunagAのブログ

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NGT事件に関して、
犯人が不起訴になっているから
事件ではないとか、
暴行そのものがなかった、
という極論を持ち出す人が
それなりにいるのだが。

たまたま、参考になる
ケースが新聞に出ている。

日大のアメフト事件で
指示を出したとされる
元監督、コーチともに
不起訴になることが決まった。

また、相手に怪我をさせて
しまった選手についても
起訴猶予すなわち、
不起訴になっている。

では事件はあったのか?

という観点で言うならば
皆さん知っての通り
試合中の映像として
悪質なタックルをしている
場面は証拠として残されているし、
相手が怪我をしてしまったことも
また事実なのである。

つまり、起訴されるかどうかは
事件あるいは事故が
あったかどうかよりも
それをめぐる状況など
総合的に含めて判断されると
いうことである。

無罪かどうかというのは、
あくまで法に乗っ取り
裁判を受けたときに
有罪、無罪という
判定が下されるものであって
起訴されなければ、
刑事裁判にならないので
基本は「無罪」である。

日大のケースでいえば
監督やコーチは

「相手をつぶしてこい」

「やらなきゃ意味ないよ」

という指示を出したようだが、
これはアメフトの通例としては
あくまで

「厳しく当たってこい」

という程度の意味らしい。

これを選手のほうが

「怪我をさせろ」

「そうしなければ今後
試合に出してやらない」

というふうに、
受け取ってしまった。

もちろん選手のほうも
故意にそう受け取ったのでなく
そこに至るまでの、
普段からの厳しい指導や
自身の置かれていた状況から
精神的に追い詰められていて、
極端な話に受け取ってしまった
可能性が非常に高い。

こういう状況において、
結果として相手に怪我をさせる
傷害行為に発展してしまった。

「悪意」というものが
どの程度あるのかは
非常に判断しづらく、
証明できるものでもない。

結果、監督、コーチ、
そして選手も不起訴となった。

まぁ、わからない話ではない。

それなりに腑に落ちるのは、
選手の会見を受けて、
指示を出したとされる
監督、コーチらも
グダグダではあったが
自身の口から状況は
説明していたことである。

「指示を出したにしても
そういう意味ではなかった」

だから釈然としない
ものは残るにしても
不起訴になる理由は
一応、ある程度納得も
できる部分が生まれる。

つまり検察が

「いや、その指示は
怪我をさせろという意味だ」

と証明することが
難しいのだ。

そうなると監督、コーチ側の
言葉が嘘であると決めつける
ことはできないわけだから、
今回は起訴しないから
以後、こういうことが
起きないように
気をつけてくださいくらいで
済む話になる。

NGT事件については、
残念ながらあの松村会見を
見たときに、
そうした説明はなされていない。

これが一番の違いなんだろう。

例えば

「お前の家に行けといった
メンバーがいる」

という証言に対して、
真帆さんも犯人から
そう聞かされてしまったことで

「そそのかした人がいる」

と述べている。

これを教唆…いわゆる

「山口を襲え」

などという意味では
まったく言ってないと
俺も信じてあげたいが、
ではこの発言があったのか、
なかったのか、
あったのであれば
どのような意図で言ったのか?

なかったのならば

「そんなこともまったく
言っていません、
犯人とのかかわりは
全然ありません」

その言葉は必要だったと思う。

それらはぼかしたまま、

「今回は不問でお願いします」

ということでは、
不起訴になったといっても
疑念は残り続けることになる。

本人が言わずとも、
運営がメンバーのことを
本気で守ってあげたいなら
コメントしてあげる
べきだったと思う。

よく

「事件だったら警察が
すぐに捕まえて、
起訴されている」

みたいに言う人がいるが、
そんな単純でもない。

俺の知人でもとある口論から
つい相手に手を出してしまい、
自分でも困ってしまって
自ら警察に行った人がいる。

しかし警察は、
そこに至る経緯などを
聞いたときに、
そうなってしまった
状況を鑑みて

「次からは手を出したら
ダメですよ」

とあっさり帰してくれたし、
逮捕も勾留もされてない。

ただ、手を出してしまったのは
事実であるのだから、
相手には謝罪しないと
いけないということは
俺も伝えたけれど。

警察が判断したから、
あるいは検察が
不起訴にしたから、
その事実が存在しない、
ということではないんだ。

NGTに足りないのは、
そうした説明責任であるし、
単純に

「不起訴になった、
事件ではない」

ということを

「だから暴行もない」

みたいに極論にして
擁護し出す人がいる点だ。

「無罪」という意味ならば
犯人と呼んでしまっている
笠井氏なども、
法的な観点からは
無罪なのである。

しかしやったことの影響が
どれだけ大きいことかを
考えたときに、
責任を取る必要もあるから
刑事裁判ではなく、
民事裁判が行われている。

運営が本気でメンバーを
守ってあげたいのなら、
争うべき相手は
山口真帆さんではない。

「事件はなかった」

などと言っている場合では
ないのである…