■再びヤミトーーク■
スリムクラブと2700も
謹慎処分がくだされ、
闇営業芸人の回が
本当にできそうな
ほどである。
こうも芋づる式に
次々と処分されるのも
気の毒な面は多少ある。
べつにこの芸人さんたちが
反社会的勢力だとか、
悪い人間だということでは
まったくないからね。
「反社会的勢力だとは
知らなかった」
というのが、
言い訳である人も
いるかもしれないけど
本当に知らなくて、
つい誘われて参加したら
そういう場所だった、
という人も本当にいるだろう。
土田晃之さんも
述べていたのだが
「(反社や暴力団関係者だと
わかったからといって)
その場で帰れますか？」
という問題もある。
そんなことをしたら
仕返しが怖いとか、
次の仕事がなくなるかもとか、
それ以前の問題として
「お金がないから
稼ぎたい」
という切実な人だって
いたんだろう。
ただ、本当に吉本興業が
よく決断したなと思うのは、
そういう個々の理由の如何は
別として
「結果」
を見て処分していると
いうこと。
芸人それぞれに、
事情や理由はある。
本人たちが悪人という
わけでもない。
色々言われているが、
宮迫さんにだって
熱烈なファンもいるだろうし、
彼には家庭もある。
俺みたいにアメトーークを
毎週楽しみにしてたのに！
という人間もいる。
こうしてその人なりの
事情だったり、
ファンの気持ちを
考えてみると
処分するというのが
いかに大変なことか。
それでも
「反社会的勢力と
つながりを持って、
信頼を裏切った」
という「結果」に対して
明確に処分した。
かわいそうでもあり、
厳しいことだけれど、
再生のためには
必要なこと。
処分といっても
永久追放ではないから
厳しい状況だとしても
本人の努力や誠意で
カムバックできる
可能性だってあるし。
つながりがあっても
それを調べることなく
全て不問にします、
というどこぞの運営よりも
まだ行く末に期待できる。