アンゴルモア元寇合戦記 | NobunagAのブログ

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■アンゴルモア元寇合戦記■

アンゴルモア元寇合戦記という
元寇すなわち、
武士とモンゴル軍との
戦いを描いた、
歴史漫画を読んでいます。

これが非常に良い。

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アニメ版も無料で
観られますね。


元寇というと、
ほとんどの人の知識では
モンゴル軍に日本が
圧倒的に負けていたけど
台風が来てくれたので
相手が勝手に撤退した、
ヨカッタネーみたいな
印象だろうと思います。

事実、そうやって
教えられてきたんだよね…

例えば集団的で
効率的な戦法を使う
蒙古軍に対して、
日本の武士はのほほんと
名乗りを挙げて
一騎討ちで戦う、
みたいな時代遅れなことを
やっていたので
名乗ってる間に
ガンガン殺されたとか。

日本の武士は
戦いを忘れていたので
蒙古軍にはまったく
歯が立たなかったとか。

蒙古の使う「てつはう」などの
最新火器に恐れをなして
逃げ惑うしかなかったとか。

武士が弱すぎたので
台風が来なければ、
圧倒的に敗北して
占領されてたとか。

どこの国に配慮して
そういうくだらない
バカバカしい
単純ストーリーに仕立てたのか
まぁ予想はつきますが、
教わるのはそんな感じでしたね。

サムライ、カッコ悪い、
日本、弱い。

どこを学んでも、
自国に誇りを持てなくなる
そんな印象操作が
行われていました。



しかし最近の研究では
これまで言われていた、
そうした日本弱かった論は
間違っていたことが
だんだんわかってきています。

数の上では大船団を擁する
蒙古軍に劣っていた
日本の武士たち。

それは事実なのですが、
何度も劣勢を覆してます。

そもそも台風が
来たかどうかすら、
怪しい。

蒙古軍は自力で撃退され
撤退途中で
さらに運悪く台風に
見舞われたのでは
ないかとも言われます。

それが事実であるとすれば
これまで教わったこと、
あるいは元寇に対して
描いていたイメージというのは
ほとんど間違っていたことに
なりますね。



そうはいっても
圧倒的な兵力差があり
日本…とくに対馬の人々が
蒙古軍の蹂躙によって
ひどい目にあったというのも
事実ではあります。

犠牲が出ている以上は、
鎌倉武士たちが、
充分にそれを防げなかった、
ということも、
事実です。

しかし彼らが指をくわえて
台風が来てくれるのを、
相手が勝手に退却するのを
待っていたわけではない。

多くの犠牲を払いながらも
懸命に戦って、
局地戦においては
何度も勝利しています。

何より結果として、
世界の多くの国々が
蒙古に占領されたにも関わらず
日本はそれを免れている。



アンゴルモアの作品においても、
犠牲の多さという意味では
日本のほうが甚大な損害を
受けてしまうのですが…

守りたい人達の死、
仲間の死を乗り越えて
必死に戦う武士の姿に
心を打たれます。

どんなに劣勢になっても
全力で戦う姿にこそ
学ぶべきものがあります。



漫画、アニメですから
もちろん誇張はありますし、
完全なる史実ではない。

ですが歴史を学ぶというのは、
そこに生きた人達の
思いや生きざまを
学ぶことにこそ、
意味があると思います。

元寇に限った話ではないけど
どんなに劣勢の戦いでも
負けるために戦う奴は
誰もいないでしょうし、
最初から奇跡だけに
期待している奴なんか
いませんよね。

命をかけて誰かを、
何かを、国を守る。
そのために最大の努力をする。

その大切さを
この作品を通して
武士たちの戦いから
教えられます。



ハッピーな話ではありません、
登場人物の多くが、
悲惨な結末をたどります。

憂鬱で陰鬱とも
取れなくはないが…

それでも希望を
感じられる作品です。