■ゆっくり急げ■
日記にさんざん書いてるので
僕が最近のゆとりの極みの
ようなスタッフは苦手なのは
わかると思います。
ゆとり世代が苦手なのでなく、
あくまでその究極みたいな子が
なぜかうちに集まるので、
それが困るだけなんですが。
でもベテランの中でも
苦手なタイプはいますね。
それはとにかく
「急いでいること、
焦っていることを
周囲にアピールする人」
です。
これすごい苦手。
たとえば利用者さんが
急変したときなんか、
とくに顕著ですね。
そのタイプの人はまず
ドカドカと入ってきて
「どんな状況なの!
説明してちょうだい!!」
とわめきちらし
スタッフが説明しようとすると
「ああもう!
体温は!血圧は!」
とまくしたて、
それも答えているそばから
「いつから!?
今どうなの!
さっさと答えて!」
とせかしまくり
「よくわかんない!
ちゃんと落ち着いて
説明しなさい!!」
と怒り出す。
おまえが落ち着けw
しかもこの手の人は、
途中で利用者さんが
空気読めずに
話しかけたりすると…
「今、具合悪い人がいるの!
黙っててちょうだい!!」
と怒ります…
もうこのですね、
「いろんな状況を
瞬時に把握しようとしてるアタシ!
スタッフにテキパキと
指示してるアタシ!」
みたいなソレ、
医療ドラマとかの観すぎ
ではないかと…。
いや、僕も医療ドラマは
大好きなので、
最近はブラックペアンとかも
毎週楽しみなんですけどね。
確かに天才外科医とかが
限られた時間の中で
ほんのちょっとの情報で
正確に対処していく姿とか
かっこいいですよね。
とくに緊急時に満を持して
登場!!みたいなアレね。
でも僕らは医者じゃないし、
というかお医者さんでも
現実にはそんなのは
ほとんどありえないと思います。
緊急時に必要なことは
そんな焦ってるアピールや
速度を競うことでは
ありません。
僕が緊急時にやることは
まず身体に触れながら
「大丈夫ですか~?
どこか痛いですか~?」
とゆっくり聞きますね。
あとは
「いま来たからね~、
大丈夫だからね~」
とかですかね。
でもそうやって
声かけてるとテキパキ派の
スタッフなんかは
「その人ボケてるから
聞いたってわかりませんよ!
答えませんよ!」
とか言ってくるんです。
もうほんと、邪魔、黙れと。
渡海先生みたいに
言いたくなっちゃいますよw
こういうときやってるのは
本当に本人に正確な状態を
聞いてるんじゃなくて
こっちの言葉にどんな反応するか、
答えられる人は答えてほしいけど
それができなくても、
目がピクンと反応すれば
言葉は届いてるなとか、
意識はあるなとか
いろいろ読み取れるんです。
身体を触ってるのだって
そこから体温や、
脈はどうかとか、
痙攣が起きてないか、
いろいろわかります。
近づくことで匂いも
わかります。
のんびり声かけながらも
頭ん中はフル回転ですが、
それは表には出しません。
スタッフに大声も出しません。
それをしながら
「ちょっと状況説明してくれる~?」
と尋ねるくらいです。
その情報と自分がいま
五感で得ていること、
両方照らし合わせて判断します。
スタッフに
「血圧は!体温は!」
なんてしつこく聞くより
自分がまず触れ、
感じろよということです。
大騒ぎはすればするほど
スタッフは委縮しますし、
他の利用者さんも心配になって
そわそわしてしまう、
何よりその患者さん本人が
不安になりますよね。
だから急いでるアピール、
緊急事態アピールはいらない。
でも急ぐことは必要です。
ゆっくりと急ぐんです、
矛盾してるようですが…w
のんびりならいいと
いうことじゃないですよ。
「あの~。
何回はかっても血圧が
ゼロなんですけど~」
「それ…死んでるっていうんだけど…」
なんてことが
本当にありましたからね。
そういう究極系はやはり
苦手ですっていうか、
この仕事はやっては
いけませんw