家族じゃなくても | NobunagAのブログ

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家庭菜園、ゲーム、アイドルなど趣味の話題や、子育て、介護関係のことをつらつらと書いています。

■家族じゃなくても■

以前、他の施設の
ケアマネさんが

「キーパーソンじゃない人が
口を出してきて困る!」

と言っていました。

なんでもその利用者さんには
別れてしまった妻子はいるが
何年も音信不通。

施設の契約やらは
これまた長年一緒には
いなかったけれど、
親族であるという理由で
弟さんが付き添っていた。

だから施設やケアマネの中での
キーパーソンは
弟さんになっているんだとか。

が、恋人というか
内縁の妻のような方がいて
よく面会にきている。

そして

「本人はこう思ってるから
対応してやってください」

と要望を出してくると。

別にそれでいいじゃねーか!w

と思いましたが
どうでしょう。

「キーパーソン」ってのは

「本人にとってキーになる人」

すなわち本人の思いを
代弁してくれる人に
他ならないのです。

「親族だから弟が
キーパーソンなんだ!」

なんてのは施設側が
勝手に決めたことです。

それはキーパーソンではなく、
身元保証人といいますか、
そういう人がいなきゃ、
うちは受けませんよ!
という施設側のルールのために
無理やり作り上げられた
ただの便宜上の
キーパーソン的な存在。

本人にとっては、
何年も会ってない
元妻や子供より、
あるいは普段やりとりがない
弟さんよりも、
気を許せる内縁の妻こそが
キーパーソンのはずです。

何度も面会にくるのだから
当然、本人との関係性が
一番強いのはその人のはずです。

昔のではなく、
現在の利用者さんのことを
一番よく知っているのも
その人なんですよ。

「内縁の妻」

というだけで、
親族じゃないでしょ!と
拒絶するなんて、
初めからレッテルを
張ってるというか
その人のことを
差別的な目で見てないかな?と
思いますね。

人にはそれぞれ事情があり、
籍を入れられなくたって
お互いに愛し合ってる
素敵な関係だって、
いくらでもあるんですよ。

パートナーたる存在が
籍を入れてる戸籍上の妻で
なくてはならないなんて
決まりはまったくない。

これは男女の話ですが、
今はジェンダーレスな
流れも当たり前に
なりつつあります。

例えば男性に男性の、
女性に女性のパートナーが
いたっておかしくはない。

そんな社会になるかも
しれませんし、
現にそういう家族の形も
すでに築かれてる人は
世の中にたくさんいます。

そういうことに
私は反対だ!

という意見でもいいが、
そんなことは個人の感情なので
内心どう思っていようと、
あくまであなたの意見です。

それは利用者さんたちに
押し付けてはいけません。

我々は自分の主義主張が
利用者さんとは反していても
平等にサービスを
行うのが義務のはずです。

だいたい、世の中には
まったく身寄りがない人も
いるんですよ。

木の股から生まれたわけでは
ないにしても、
長い人生の中であらゆる
親族と連絡が取れなく
なってしまってる人もいる。

うちはそういう人でも
困っているのであれば
無理してでも
受け入れてますけど、
キーパーソンが親族であることに
こだわる施設は、
そういう人は初めから
お断りなのかな…

キーパーソンなんてのは
民生委員さんでも、
友人であっても、
近所のオバサンでも
とにかく本人の気持ちを
代弁できるような関係を
本人と築けているのなら、
誰だっていいはずです。

キーパーソンが
一人でなくてはいけない
理由も全然ないです。

何人いたって構わない。

意見がたくさん出てくると
まとまらない!

というのもこれまた
施設やケアマネの
勝手な理由です。

一人の人間の気持ちを
汲み取っていくときに、
意見がたくさんあった
ほうがよほどいいはずで、
それらをまとめていくのが
ケアマネの仕事です。

キーパーソンが
何人もいたら困るなんて
私はまとめることができないから、
一人にしぼってください、
と言ってるようなもん。

すぐに白旗あげては
いけません。

それでは利用者さんから見ても
頼りにならないケアマネです。

最終的にはケアマネだって
その人のキーパーソンに
なれるはずなんです。



今では家族の形や生き方は
本当に多様化しています。

親族の身寄りがない人も
たくさんいます。

家族以外の方が
色々言ってくることも
多々あります。

正直、めんどくさいというか
悩まされますよ。

それは事実ではありますが、
でもそれでいいはずなんです。



一定の形しか受け入れません!

というのは古い施設、
頭が固いケアマネ。

それは言い換えれば
一定の型にハマる人しか
私は救いません!

と言ってるようなもの。

困っている人たちに対して
無条件に手を差しのべられないなら
この仕事には向いてないです。