■迷惑オッサンも増えてる■
前の記事に友人が
「若者だけでなく、
オッサン世代にも
迷惑な奴が増えてるのでは?」
というコメントをくれたが
まさにその通りである。
介護の仕事をしていると、
いろんな世代の高齢者を
見てきていて、
研修会などでも
「今後の介護」
みたいな話になると、
必ずや出てくるのが
「団塊世代が高齢者になると
あるいは認知症になると
非常に大変になるよね」
という話題。
この世代というのは
高度成長期の日本を支えてきた
という強烈な自負を
持っている。
今問題になっている
ゆとり世代とはまた
正反対というか、
競争こそがすべて!という
価値観の人が多くて、
実際にその競争を勝ち抜き、
バブル景気などもあって
大金を手にしてきた人も多い。
お金があると趣味の幅は広がり、
それはもちろん全然、
悪いことではないんだけど、
極端な個人主義を生み出す
要因のひとつにはなる。
「お金を払ってるんだから
俺は偉いんだぞ!」
という態度に出る人は
この世代に多い。
でも一番厄介というか
難しいなと思うのは、
むしろその団塊の世代より
もうひとまわり下の
現在、60前後くらいの
オジサンたちだ。
前述した団塊世代の方は
それでも競争社会を
自ら勝ち抜き切り開いた、
という苦労をしている人が多いので
物事には必ず責任が伴う、
という感覚は備わっていたり
自分と同じように努力を
している人には
好意的な人が多い。
何もない時代に社会に飛び出し、
自分たちで好景気を
切り開いたのだから
その部分では立派である。
ワガママで頑固な人が多いけどw
しかしそれよりひとまわり下になると、
すでに団塊世代の方が
先陣を切ってくれたあとに
社会に出ているので
生活は最初からそれなりに
安定していたという
時代になる。
だから団塊の人ほどには
苦労は経験していない。
物があふれる時代にあって、
お金はすでにじゅうぶんにある、
そんなときに何を重視して
きたかというと
「家族こそが大事!」
となっている人が多い。
実を言うと一番問題なのは
いま問題になっている
20後半から30前半くらいの
ゆとり世代の親にあたる世代が
この年齢あたりになってることが
多いのである。
家族が大事、という感覚が
「子離れできない」
という極端なケースにまで
行きついてしまい、
いわゆる
「モンスターペアレンツ」
になっていたりする。
息子の会社に親が乗り込む、
などはまさにその最たるもの。
とまぁ、かといってもちろん
人間は全員個性が違うので
物事のすべてを世代で
語ることはできない。
あくまで傾向がある、
って程度の話ね。
ちなみに俺の場合は
親が完全に団塊直撃世代、
競争がすべてだぞ、
人に勝つことが大事なんだ!と
教えられてきた。
10代後半の頃は、
家にもそれなりにお金があり、
さほど不自由ではなかったが、
いざ自分が社会に出るころには
バブル崩壊からの不景気が
直撃しまくっていて、
頑張ってもなかなか稼げない、
そういう現実を直視した世代。
それが今の俺に何か
影響を及ぼしているかは
定かではないんだけれど
きっとどこかでその世代らしさ、
というものは身についてるだろう。
ゆとり世代というのも、
世間からバカにされたりするけど
何も彼ら自身に非はないというか、
教育がおかしかったのと、
教育をおかしくしたのは
その親にあたる世代だったり、
当時そういう政策を掲げる政党に
投票した人間が多かったとか
実際はいろんな問題をはらんでいる。
介護の世界でこの世代差が
めんどくさいなと思うのは、
たとえば俺みたいな
上司にあたる世代(40~50)は
まだなんとかそういう
世代からくる価値観の差は
埋めようともしてあげられる。
が、利用者はまったくそうじゃないw
とくに団塊世代がいよいよ
入居してきたとき、
強烈な競争を生き抜いてきた
頑固ジジイたちが
「僕はこんな人間なんです~、
ゆっくりでもいいじゃないですかぁ」
というゆとりっこたちを
受け容れられるわけが
ないということなんだ。
介護だってある意味、
商売である以上、
そしてプロである以上は
そういう自分がお客さんである
利用者さんから認めてもらえないなら、
変わるしかない。
もって生まれたというか、
教育され植え付けられたものを
根底からは変えられないけれど、
演じてくれよということです。
俳優さんや女優さんは、
たとえどんな世代に生まれても、
どんな役も演じているのと同じ。
それが仕事だから。
戦国武将の役をする人で
ものすごく鬼気迫る演技が
できる人がいたとして、
でもその俳優さんは
べつに生まれてから、
本当に斬り合いなんか
やってないのよw
素の自分は家の中、
職場では変える、
ただそれだけでいいんです。
そしてそれができないと
うまくはいかない。