これからの認知症介護 | NobunagAのブログ

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家庭菜園、ゲーム、アイドルなど趣味の話題や、子育て、介護関係のことをつらつらと書いています。

■これからの認知症介護■

先日、73歳の認知症男性が
車を運転していて歩行者2名をはねて
死亡させてしまったという
事故がありました。

73歳とはいえ認知症…
若年性認知症ということですから、
運転を辞めさせるという判断は、
本人にもその家族にも
難しかったのだろうなと
想像します。

認知症と運転の問題というのは
昔からありました。

ここにきて認知症という病気が
世間的にもクローズアップされて
きていますが、
表に出にくかっただけで
介護の現場ではずっと以前から
悩まされてきた問題です。

いつ免許を返納させるのか、
本人は納得してくれない、
だからカギを隠した、
そしたらカギを探して徘徊してしまった…

そんな相談を受けたことも
何度もあります。


さて、最近はその運転以上に
僕らが悩まされていることがあります。

それは携帯電話の問題です。

ケータイ、スマホといえば
若者の必需品でもありますが、
最近の高齢者もそれを持っている人が
増えています。

中には

「携帯電話禁止」

という施設もあるでしょう。
よく聞きます。

しかし僕の意見ではそういう施設は
どうかしていると思います。

だって携帯電話って本当に、
その人にとっての必需品ですよ。

昔は知人の電話番号なんて
ほとんど暗記してたと思いますが、
今の人はそうではありません。

みんなケータイのメモリに登録している。

だからそれがなくなったら
知人とのつながりが
断たれてしまう恐れがあります。

それにケータイの役割は、
何も電話としての機能だけでは
ありませんよね。

僕なんか自分にとっては
重要なゲームのデータが
入っていますw

さすがにまだ今の高齢者は
ゲーマーはいませんが、
当然、今後はそういう人が
出てきても全然おかしくないですよ。

そして何より大事なのは
写真ですよね。

昔はちゃんとアルバムにしている人が
多かったですが、
今の人は違います。

高齢者の入り口にいる
うちの親だってそうですね。

大事な孫の写真は
ケータイに入っていたりします。

それがある日突然
認知症になったとき

「ハイ!ケータイ没収~」

なんて無慈悲なことはできません。

施設に入ることになったとき

「ハイ!これであなたと世間との
つながりは終了!!」

と全面禁止にできる施設なんて
まさに監獄です。


すでに僕の知っている高齢者では、
ブログを書いていたという人もいますし、
ケータイは普通に使いこなす人は
たくさんいます。

うちの施設にもケータイで
知人を呼んで出かけるのを
楽しみにしてる人はいます。

いつ誰にかけてるかは、
お部屋も個室なので
管理しきれません。

そもそも高齢者にもプライバシーはあり、
認知症だからといって
勝手に覗いていいという理屈はありません。

実際にそういう人が
認知症になったときも
これまでその人が生きてきて
培ってきた人間の関係性を壊さず、
できるだけそれを継続してもらいたい。

しかしいつか支障やトラブルが出て、
それを終わりにさせねばならないと
いう場面に遭遇することが増えています。


運転もケータイも人間にとっては
本当に大切な要素。

でも終わりにしなきゃ、
あるいは終わりにさせなきゃ
いけないときがいつかはきます。


「認知症が運転?困るよね~。
全員免許没収すれば?」

「認知症がケータイ?
そんなもん禁止でいいだろ」

と簡単に言えないことは、
自分に当てはめたらわかるはず。

とても難しい問題です。