◆面白い笑いとは◆
いつぞやのまゆゆ顔蹴られ事件について、
BPOからフジに苦言があったようで。
テレビが上質の話題だけを
提供するメディアになったらつまらんし、
そのあたりさじ加減は難しいが。
たとえば同じ番組内でさっし~はやられてもやり返していた。
さっし~だから、まゆだからということでなく、
構成的に釣り合いが取れているかということもあるだろう。
個人的にお笑いの中でもコントが好きなんだけど、
コントというのはしっかり台本があって、
どんなふうにオチをつけるのかセンスが問われる。
そのあたりが職人芸の良さといえるし、
芸人のすごさだと思えるから好きだ。
めちゃイケなんかを観てると、
面白いことは面白いが、
ほとんどがその場のノリ、
場当たり的なやり方で構成されてるように思う。
そこで起きるハプニングを楽しめ、という。
たとえば川栄りっちゃんのバカセンター確定時の
「うそだろうが!!」
はなかなか台本では出せない言葉だろう。
そういうことが面白い半面、
爆裂お父さんのように一歩間違うと
ものすごい反感を買う危険もはらんでいる。
もちろんナイナイが悪い、キライということではない。
とくにフジテレビは、だが
もう十数年前からそういう作りが多すぎ。
それが最近のお笑いの風潮なんだと言われればそれまでだが。
計算されたお笑いではなく、
その場の思いつき、ノリ、
ちょっと悪くいえば内輪でのバカな飲み会のような姿を
公共の電波で流しているような状態で。
こちらはTBSだがキングオブコントを観ても、
ほとんど面白くなかった。
あの番組では同じ芸人が出場者の評価を決めていたが、
ただ勢いだけでやってるようなコンビや、
不条理ギャグの類が評価されるのには違和感を覚えた。
業界にいる人たち自身が、
そういうのこそ面白いと感じているんだろうか。
価値観は人それぞれだが、
個人的には全然面白くなかった。
たとえば昔のドリフはいつ誰が観ても面白いが、
ドリフのコントはすべて計算されつくして構成されているし、
特定の個人を一方的に攻撃するような描写がほとんどない。
高木ブーはいじられ役だが、
ときに志村や長さんに反撃する。
だから面白いのだ。
最近はそういうコントもほとんどない。
エンタの頃は毒舌や一発芸の人ばかりでなく、
先日書いた桜塚やっくんや東京03のようにちゃんと計算された
笑いを作ってくれる人が多かったんだが。
話は戻るが、
まゆゆ事件に関しては、
普通に観ている分にはあくまで個人的には、
そこまでの不快感は感じなかった。
前述のようにさっし~が反撃したのはよかったし。
ただ、そういうバランス感覚はあくまでさっし~だから
備わっているわけで(そこが彼女の魅力、すごさ)
他のアイドルに対してそんなことしても、
一方的にいじめてるように見えても仕方ないだろう。
その不条理さが楽しいという人もいるかもしれないが、
楽しくないというより不愉快だという人が多数いたわけだ。
俺はAKBも好きだし、まゆも可愛いと思うけれど、
番組後にまゆゆ本人が、
「私は大丈夫なので気にしないでください」
と大人のコメントを出した以上は、
それ以上騒ぐのもね…とは思ったけど。
加藤氏本人やナイナイだけが悪いということじゃないと思う。
もっと制作の現場にいる人が、
責任を持った番組を作ってほしい。