施設に入って良くなる場合 | NobunagAのブログ

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◆施設に入って良くなる場合◆
 
せっかく施設へ入所していても、
認知症が良くなる人とそうではない人がいます。
 
もっとも認知症が良くなると言っても
それは治るとか、
そういう意味じゃないですが、
本人にとっても家族にとっても負担が減る、
スタッフとしても安心して対応できる状態であれば、
良くなったと考えていいのではないでしょうか。
 
そうなるために必要な条件はいくつかあると思いますが、
あえて3つくらい挙げるとすれば、
まずは対応方法などのケアの質、
そして専門的な医療面からのアプローチ、
最後に家族の理解です。
 
実際はそこまで単純でもないですが、
少なくともこの3点が足りないと、
あまり良い結果にならないと経験上感じます。
 
対応方法については、
これはもうとくにグループホームというのは
認知症専門の施設ですので、
スタッフはしっかりした知識も技術も必要ですが、
それ以上に大事なのは相手を一人の人間として、
しっかりとらえていることです。
それを9人なら9人、
18人なら18人おこなえている施設は良い施設ですし、
本人が良くなる可能性も高いでしょう。
 
専門的な医療のアプローチですが、
可能な限り認知症専門の先生に診てもらうべきだ、
ということです。
単純なことなんですが、
できない場合がけっこう多いです。
その原因は認知症という病気をただのボケと
軽視している風潮や、
専門医、とくに「精神科」などと看板が出ていたら
それだけで躊躇してしまうのも現実なので、
専門医にかかっていない、あるいはかかりたくない
という話が多いのです。
 
しかし認知症は「病気」です。
 
たまに認知症をケアだけで良くなるというようなことを
言っている施設を目にしますが、
実際はスタッフが我慢に我慢を重ねて、
自己満足にひたっていることも多く、
そういう施設ほど虐待と紙一重のギリギリのことを
やっているんじゃないかという気がします。
 
薬漬けにしては絶対ダメですが、
病気の症状に適切な薬を使用するためにも、
専門の先生の判断は絶対に必要です。
 
それをしないから失敗するケース、
たくさん見ています。
 
最後に家族の理解ですが、
たとえば上記の2点に関しても家族がその意図を
理解できていなければ、
結局実行できないということになります。
 
本人には当然、自分の病気を理解するのは難しく、
判断は家族に委ねられる場合が多々あります。
 
自分の親や配偶者、家族について、
冷静な判断を下すことがどれだけ難しく
また現実を受け容れることがどんなに悲しいことで
あるか重々承知していますが、
それでもそれをしなくてはいけません。
でもつらいその一歩が、病気を良くする第一歩なんです。
 
かく言う俺も、
こうして述べるのは簡単。
 
しかし現実のケアマネ業務でどれだけご家族に
ちゃんと伝えられているか、
自信はありません。
 
というかできていないんでしょう。
 
自分自身の認知症への理解が深まっても、
どんなに勉強したり肩書きももらったって
現実にはすべての職員にも家族にもこういうことを
理解してもらえているとは言えません。
施設の利用者全員を良くするのも、
俺には難しいでしょうね。
 
だけど実際に良くなる人はいて、
そうなるためのポイント、傾向はある。
 
それは大きなヒントなのかなとは思っています。