理想を目指しすぎても | NobunagAのブログ

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◆理想を目指しすぎても◆
 
以前にもちょっとどこかの記事で書いたかもしれませんが、
人間というのは笑ったり、怒ったりしてこその人間です。
 
介護業界にいると非常にポジティブで
メルヘンチックな方も大勢いるせいか、
介護施設をまるでこの世の楽園のようにしようと
頑張っておられる方もけっこういます。
 
つまりは高齢者全員がみんなで
いつでも笑って暮らせる場所というように。
 
こういう理念に関して、
とくに文句をつけるつもりはありません。
 
何よりそれは究極的には素晴らしい理想であって、
自分自身そうでいられたらなんとハッピーな人生
だろうと思うからです。
 
でも残念ながらというべきか、
やはり人生はそういう良いことの繰り返しではなく、
ときにつまづき、ときに苦しみ、
そこからいろんなことを学んで生きているというのも、
また真実です。
 
でも年をとったんだから、
もうそんなことなくてもいい?
楽しいことばかりでいいじゃないかと。
 
そういう考え方もあるでしょう。
 
ただ俺はそうは思わないということです。
 
トラブルを解決しないでいいとは思いませんよ。
 
利用者はある意味、顧客でもあります。
 
たとえばホテルでお客さん同士がトラブルになったとき、
解決してくれない従業員なんている意味がないし、
そんなホテルに金を払って泊まりたいとは思わないでしょう。
 
ただ、介護職員が本当にすべきことは、
その方が本当に人間らしくいられるための支援です。
と、俺は思っています。
 
価値観の一方的な押し付け、
たとえばみんなで一斉にいただきますをしようとか、
みんなで同じ歌をうたいましょう~とか、
そんなこと本当に必要か?
 
皆と楽しくやることが得意ではない人まで、
同じ方向を向かせる必要があるのか?
 
偽りの楽しさを押しつけていないか?
 
理想を目指しすぎてるために、
視点が曇っていないか?
 
そこは注意が必要なんじゃないかと思います。
 
利用者全員が何のトラブルもなく、
うまくいっているなんて逆に人間としておかしくないですか?
 
本当はいろんな人が集まっていて、
みんなそれぞれに不安やストレス、
いろんなものを抱えているはずです。
 
軽減してあげるのは大切な仕事ですが、
それをゼロにしてあげようなんてのは、
何か間違っているんじゃないかと…。
 
理想を求めるなとは思いませんし、
それが間違ってるとは言いません。
 
しかし介護施設は学校ではないです。
生活の場所です。
 
生きるとは楽しさも悲しさも苦しさも全部ひっくるめて生きること。
 
介護スタッフのすることは、
そのすべての感情に寄り添うこと。
 
そう思いますがいかがでしょうか。