認知症の診断は難しい | NobunagAのブログ

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■認知症の診断は難しい■
 
まず認知症の定義からですが…
 
よく「認知症は病気です」と、
俺は書きますが、
じつはわかりやすいからそう書いてるだけで、
厳密には違います。
 
認知症というのは
症状全体のことを指しているのであって
たとえば「アルツハイマー型認知症」の症状は、
「アルツハイマー病」が引き起こしている、
とするのが本来は正しい表現です。
 
実際はネットで検索してもその辺、
ごっちゃごちゃですけどね。
 
それはともかく、
認知症の症状というのは、
そうしたアルツハイマーであったり、
レビー小体であったり、
病気によって引き起こされるものですが、
年を取れば老化現象として
物忘れがおきたりすることは
誰しもあるので、
どこからを認知症とするのかは
非常に難しいともいえます。
 
最近では画像診断がかなり正確になってきて、
ある程度認知症のタイプまで判別できるように
なってきてもいるのですが、
それでも原因不明なケースも実は
けっこうあります。
 
たとえばアルツハイマー型認知症は、
海馬の委縮が顕著に見られ、
記憶障害が起きるとされています。
 
しかし脳の画像を撮ってみたら
まったく海馬の委縮はない、
しかも記憶障害もない。
でも他の症状は全部アルツハイマー型に
当てはまる、
なんて方もいるのです。
 
他にも歩行障害や幻視などの
レビー小体型の特徴的な症状が
ものすごく顕著に出ているのに、
画像を撮ってみても
レビー小体型認知症に見られる
後頭葉の異常がほとんど確認できない、
なんてケースもあります。
 
前頭側頭型認知症の初期の方でも
やはり同じようなことがあり、
症状は非常に強く出ているのに、
画像診断では何の問題もなく、
ようやく診断がついたのは数年後なんて
ことがありました。
 
もちろんもしかしたら機材の問題や、
医師の腕前も影響する確率もなくはないですが、
実際に研究データでもそういうことは
いくつも報告されているようなので、
やはりこれがひとつの実情だと思います。
 
認知症は早期に薬を飲めば、
ある程度進行を抑えられると言われていますが、
実際にはこういうことがネックになり、
適切な診断が得られないこともままあります。
 
とくに進行の早い若年性アルツハイマーや、
レビー小体型や前頭側頭型であれば、
その後に致命的な影響まで及ぼします。
 
あるお医者様は
 
「画像で問題がなくても、
実際にその症状が強く出ているなら、
ある程度自分の経験で判断したほうがいい」
 
と言われていましたが、
それこそ専門医でないと難しいですよね。
たとえばレビー小体型などは、
判断を早まりすぎて間違った薬を出すと、
かえって悪化させてしまいますし…。
 
大事なことは一度の診断で安心しない、
おかしいなと思ったら、
年に1回でもいいから
定期的に診断を受けることです。
 
あるいは介護サービスを使えるなら、
使ってみてもいいでしょう。
 
ふだんいろんな人を見てきたスタッフが、
認知症のタイプに気づいてくれることも
あるかもしれません(とはいえ医学的には素人なので、
全部信じてはいけませんが…)。
 
認知症にはいろいろな種類があり、
効きやすい薬も、
対応方法もみんな違います。
 
だからこそ早期診断が大事ですが、
その診断にも難しさがあります。
 
間違った診断を受けないためにも、
自分たちも知識を得て、
医師だけに頼らず、
それでもうまく医師の助言も聞きながら
病気と戦っていく必要があります。