■メッシを応援する理由■
アルゼンチンの誇る天才、
神の子メッシ。
多くのサッカーファンから愛される彼だが、
サッカーにくわしくない人には、
なかなか彼の魅力は伝わらないかもしれない。
メッシもそこそこ可愛い顔をしているけど、
クリスティアーノ・ロナウドや
ネイマールのようなわかりやすいイケメンでもないし、
身長も低くてなんだかパッとしない…
と感じる人も多く存在するだろう。
そう、でもその身長こそがメッシ。
169cm、サッカー選手としては
あきらかに小さく、
不利である。
メッシは生まれつき、
低身長症という免疫不全の病を
患っている。
先日テレビでも紹介されたエピソードだが、
バルセロナの入団テストを受けに来た
13歳のメッシは病気のせいで
身長が140cmしかなかった。
しかし入団担当者カルロス・レシャックは
メッシの才能にほれ込み、
すぐにメッシと契約すると言ったが、
そばに契約書がなかったので、
近くにあった一枚の紙ナプキンで
代用したという。
そこには
「いかなる障害があってもメッシと契約する」
と書いてあった。
つまりバルセロナの首脳陣はメッシの、
低身長症という病気に難色を示し、
契約をためらっていたが、
そんなことは何の問題にもならないと
カルロス・レシャックは太鼓判を押したのだ。
その後、メッシはバルセロナの最年少得点記録を塗り替え、
ヨーロッパ最高のサッカー選手に贈られる
バロンドールも受賞するスーパースターになった。
ハンディキャップをものともせず、
生まれつきの病に負けず、
周囲のせいにすることもなく、
ひたすら自分の技術を磨いて頂点を目指すメッシ、
本当にカッコいいと思う。
残念ながらアルゼンチンでは
少しでも天才性のある選手が出てくると、
すぐにマラドーナ2世か!と
プレッシャーをかけてしまうせいか、
メッシもワールドカップでは思うような成績を
これまで残せなかった。
それどころかワールドカップ恐怖症のような、
症状すら出てきてしまっていて、
見ていて痛々しいほどだったが、
ついに今回のワールドカップでは
サッカーの神の祝福を受けて、
その小さい身体を天使のようにはためかせて
得点を挙げ続けている。
日本の若者も自分の立場が悪いのを、
親のせいにしたり、
生まれつきだからどうにもならないと、
腐ってしまう人も多くいるけれど、
そういう人にこそメッシを見てほしい。
もちろんスポットライトを浴びる華やかな姿ばかりでなく、
その裏でもがき続け、努力を重ねる彼の姿をも。