■本田選手は不必要だったか■
一部に今回の「戦犯」を本田選手だとする向きがある。
もともとビッグマウスで知られる本田選手だけに、
当然結果がついてこなければ、
叩かれることは本人も覚悟の上だとは思うが、
そんなに本田選手一人に罪があるだろうか?
公にはされていないが、
首の手術痕や眼球の異常から、
甲状腺の病気を治療していたのではと
いう話も出ていてそれについて本人は
「僕が今ここにいること、
それがすべてじゃないですか」
と多くを語っていない。
しかしそういう病気があって、
全力を出せないならば、
なぜ辞退しなかった!
と批判する人も多い。
こういうことについては、
本田選手らしいというしかないが、
彼の潔いところは戦う前に、
いっさい言い訳を用意しない。
昔から代表選手であっても、
大事な試合前になると、
やれ足を少し怪我してるとか、
微熱があるとわざわざ報道陣に言う選手がいて、
これは当時の中田選手なども
「戦う前から言い訳を用意してる選手がいる」
と苦言を呈していたが…
俺の知る限り、
本田選手は絶対にそれをしない。
それどころか
「ワールドカップの優勝!」
もそうだが、
わざわざ自分にプレッシャーをかけるようなことを、
頻繁に言っている。
だから「ビッグマウス」と揶揄されるが、
では今回の本田選手は本当に、
一部のファンたちが批判するような、
ウソつき野郎だったのか。
1ゴール、1アシスト。
本田選手にしては確かに残念な数字だが
それでも実はこれがチームNo1の数字である。
だからチームの中での結果は、
残している。
本田選手を叩くのもいいが、
彼のおかげで夢を見られたのも事実ではないか?
キャプテン翼の大空翼くんが
「俺の夢はワールドカップでなんとか1勝することだ!」
なんて言ったら面白いか?
「優勝」
を口にするからワクワクするんだろう。
それに刺激されてボールを蹴りだした子供たちが、
たくさんいたものだ。
大人の目線で見たらどうかはわからないが、
多くの子供たちにとって、
本田選手のような存在は、
やっぱり貴重だと思う。
だからこそ大人のマスコミは
彼の発言を鵜呑みにしたり過剰に持ちあげず、
現実を報道するべきだろうし、
「夢を提供する側」と「現実を報道する側」が
役割分担することを、
今後は考えてもらいたい。