重度化とか看取りとか | NobunagAのブログ

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◆重度化とか看取りとか◆
 
認知症高齢者グループホームというのを
wikiで調べてみるとこんなことが書いてありました。
 
かつてはある程度自立している集団生活に支障がない
認知症患者を対象としていたが、
その後国の方針として重度認知症患者も
受け入れなければならなくなっている。
そのため比較的軽い認知症患者と重度認知症患者が
共同生活を営むことになるため、
介護者側の負担も大きくなってきている。
 
さらに付け加えるなら、
最近は終の棲家としての役割、
つまり看取りも需要が増えてきているし、
それに伴い「認知症が重度」というよりも
「身体機能が重度」になってしまう方も多いです。
 
施設側の設備が伴っていないのに、
求められるものが増え続けるのは大変なことです。
 
たとえばうちの施設には機械浴なんてものが存在しないですが、
ほぼ寝たきりに近い方もいるので、
事故が起きないようにお風呂に入ってもらうだけでも、
けっこう大変なことだったりします。
 
もちろんこうした身体状況の方に対しては、
やはりそれなりの設備がある施設へと移行していくほうが、
本人のためにも良いとは思うんですが、
実際には移行するべき施設がどこも空いていません。
だからこそ、自然に看取りというケースも増えていきます。
 
でも個人的にはグループホームでの看取りということに対しては、
こちらから積極的にお勧めしようとは思いません。
 
なぜなら、認知症が重度でさらに最期が近づいている方の、
本当の望みがわからないからです。
 
その方が元気なころに
 
「わしはここが一番大好きだから、
絶対ここで死ぬんぢゃ!」
 
と強く希望でもされていたならば話は別ですが。
 
そういう意志表示はなく、
最初は帰りたい、帰りたいと訴えてたのが、
だんだん認知症がひどくなって、
それすらもできなくなり、身体状況も悪化して、
看取りの時期がきてしまったという方も多いんじゃないでしょうか。
 
本人の意志を代弁するという視点に立てば、
最期くらい家に帰らせてあげてほしいというのが、
俺の本音です。
 
むろん、家族も仕事があるだろうし、
おそらくは無理でしょうけど。
 
でもせめて提案はしてあげたい。
 
「うちは看取りもしてますよ~」
 
なんて気軽にウリにするようじゃ何か間違っている気がします。
 
たまに看取りに対して俺が慎重ってのを知ると
 
「なんで?どんどん看取りやればいいじゃん。
家族だって助かるんだから」
 
とか言う人もいて、
一見とても聞こえが良い意見ですが、
本人の意志はどこへやらって感じです。
 
ちなみにうちの施設は俺の考えだけでやってるわけじゃないんで、
看取りをする場合はあります。
その時にはちゃんと全力でやります。
 
でもそれが良いことなのか、
そうじゃないのかはいまだによくわかりません。