◆さみしい気分◆
前の職場というか、前にいた部署でがんばってた若い子が辞めてしまうらしいと
ウワサに聞いてなんだかさみしい気分です。
実は以前、そこの部署で俺の身内も一緒に働いてたんですが、
その身内が病気をしてしまい長い間休んだりすることが多くなっていて、
みんなに迷惑をかけてしまった時期がありました。
介護の仕事ってやさしい仕事のようで、
実は異常なまでに他者に手厳しい人が多いです。
そんなわけでその時には俺も、
みんなから厳しいことを言われることが多かったのです。
べつに身内に対して特別扱いなんてした覚えはありませんし、
業務は業務として俺のすべきことは全部やってましたが、
誰もわかってくれないのかなとひどく落ち込んだ時期がありました。
病気というのは誰のせいでもないんですけど、
忙しい時に休まれるとイライラするのは仕方ないんだろうなとは思いますが…。
だけどその若い子だけは絶対にそういう悪口や批判を言わずにいてくれました。
そういうやさしさがどれだけ病気の本人や、
それを支える家族、俺にとってありがたかったことか。
部署を異動してからほとんど話す機会もなくなってしまっていたんですが、
辞めてしまうということは何かイヤになってしまったのか、
それとも目標が見えなくなってしまったのか…。
うわべだけでなく、本当のやさしさを持っている人がもっともっと
正当に評価されるといいのになと思います。
そういう意味では俺なんか主任だとか、管理者とか毎度抜擢してもらってはいますが、
本当に人の上に立てるような器じゃないんじゃないかといつも思ってます。
もっと他人の痛みがちゃんとわかる人が上にいくべきです。
そういう人材にこそ夢を与えてあげられないような会社はどうなのかなって感じてしまいます。
もちろん、まだ若いので新しく進む道を見つけたのかもしれませんが…。
そうであってほしいです。