避難しないという選択 | NobunagAのブログ

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◆避難しないという選択◆
 
うちの市では市内のケアマネさんたちや地域包括支援センターの職員とで、
定期的に勉強会をやってます。
 
最初めんどくさい感じもあったんですが、
こういう集まりを定期的にしているおかげで、
横のつながりが強くなるのはいざという時に心強くもあります。
 
困ったときに事業所の枠を超えて連携したり、
お互いに相談しやすくなるので。
 
それはさておき、
先日もその勉強会に参加してきたんですが、
今回もテーマは震災について。
 
その中で少し気になったことがありました。
 
それは、被災したときに避難所へ行かない人もいるんだということ。
 
まぁ、うちのグループホームなんかも
避難所へ行ってはたしてその後みんなと生活できるのかとか、
そもそも一人ずつ避難させていっても避難所で待ってることができずに、
どこかへ徘徊していってしまいそうな人が多数いるんで、
建物が耐震になっている以上は、
あえて避難せずホームにいたほうが安全な気配がプンプンしてるんですが。
 
そういう特殊なパターンに限らず、
普通の若い人なんかも含めて
 
「自分の意志で避難所へは行きたくない。
家にいたいから避難はしない」
 
という選択をされる人も多数いるんだということを知りました。
 
そういえば確かに避難勧告が出ていても、
あえて自宅で生活してる方とかテレビでも出てましたね…。
 
当然、高齢者は長く暮らした家への愛着がすごく強い方もいるので、
避難せず家にいる、という選択をする方ももしかしたら多いのかもしれません。
 
自分は施設のケアマネなのであまり関係が薄い話題ではありますが、
居宅のケアマネさんには大事なことかも。
 
つまり、震災にどう備えるとか、
どう避難するか、避難所ではどう過ごすか、ではなくて、
そもそもその利用者さんは
 
「避難したい人なのか、避難したくしない人なのか?」
 
を把握しておくべきなのかもしれません。