・・・と気が付いたら、4日も経っていた・・・。
サボるのもいいかげんにしろよ、私。
先日店頭に陳列してある水晶のクラスターをじーーーーー(・_・)っと見ていて、ふと思ったこと。
これ、何かに似ているなあ。

見ていただいたらわかるように、なんの変哲もない、強いて言うなら少々濁りの多い、ただの水晶のクラスター。
結構前からいるんですよね、この子。
四川のクラスターをまとめて仕入れると、よく入ってくる濁りの多いクラスター。
本来なら水晶は、透明度の高いほうが人気があるんですが、実は私、この濁ったクラスター、結構好きなんです。
なんでって理由は特にないんですけど、透明度の高いものより優しい印象を受けるような気がして・・・。
硬さだって同じ水晶だから同じ硬度なはずなのに、なんだか柔らかいような気さえするんです。
だから、他のだれも振り向いてくれなくても、なんとなく見守ってあげたくなるような、そんな水晶なのです。
そういえば、実は当店には、長老のような水晶のクラスターがありまして。
石屋を初めて、本当に間もない頃。
たぶん私が、初めて水晶のクラスターを仕入れたとき。
それまでも、何度も社長がクラスターの仕入れはしていたんですが、なぜだかその時は私がクラスターの仕入れを担当していまして。
とは言っても、選んで仕入れるわけじゃありません。
原石は、重さで取引されます。
ダンボールに何キロだったっけ?
中身を見ることも許されないまま、重さで仕入れた水晶のクラスター。
もちろん、中身は開けてのお楽しみ^^
大きなクラスターが1個ドーンと入っていることもありますし、細かいクラスターが沢山入っていることもあります。
結晶の透明度だって、あったりなかったり。
中には結晶が折れてしまっていて、売り物にならないものだってあるんです。
当たるときは当たるけど、外れるときは大外れ。
宝くじみたいなものなんです。
そんな中、自分の好きなものを、自分の目で見て確かめて購入することのできる一般消費者は羨ましいと思ったりもして。
ま、そんなことはどうでもいいのですが。
その時入荷してきた水晶のクラスター。
質のいいものから、そうでもないものまで。
バラエティに富んだ内容の中、なんとなく気に入ったクラスターがありました。
透明度の高いものではないけれど、なんとなくフォルムが可愛くて。
ブレスレットを載せるのも、大きさといい形といい、ちょうどいい感じ。
特別惹かれたわけじゃないけれど、なんとなくお気に入りになってしまったクラスター。
なのになぜか、他のクラスターたちはお嫁に行ってしまうのに、なぜか売れ残っていく、お気に入りのクラスター。
私が目をつけたのが悪かったのでしょうか?
未だにお嫁に行くこともなく、長老のように鎮座し続けています。
・・・誰か、もらってくれないかなあ・・・?
(さすがに好奇の目にさらされるのは可愛そうなので、写真は控えさせていただきますm(_ _ )m)
さて、えらく脱線してしまいましたが、写真のクラスター。
結構前からいるとは言っても、ここ1年位の話です。
長老の足元にも及びません。
その子の何が気になるかというと、左側から見た感じ。

・・・なんか黄色くない?
なんだろう・・・黄ばみ・・・?(苦笑)
まあ、こんなクラスターはよくあります。
特に珍しいわけでもないんですけど。
これをじーっと見ながら、ぼーっと考えた。(どんだけ暇やったん??)
何かに似てるなあ・・・・・・。
・・・・・・・あ、これだ。
でも、まさかなあ。
この石は、ひどく珍しいと聞くし。
実際、長年石屋をやっていて、初めて仕入れたのが去年のお話。
そのへんの重さ売りのクラスターに、簡単に紛れてくるなんて、ありえないでしょ・・?
・・・なんて思いながら、試してみる。
他の原石の目立たない端っこの方を使って、ガリガリと削ってみて・・・匂いを嗅ぐ。
・・・・・くさっ( >艸<)
これはまさしく・・・・・硫黄の匂い・・・?
となるとやっぱり・・・・。
レモンクォーツ。
レモンクォーツとは、水晶の中に、サルファー(硫黄)が入って、黄色く見えるもののこと。
でも実際は、レモンのような爽やかさとは無縁な色をしていて、じゃがいもやさつまいものような印象を受ける水晶なんです。
一般的によくストーンショップで見かける、爽やかさ120%のレモンクォーツと比べて、ギャップがありすぎてがっかりする人も多いかもしれません。
でも、これが現実なんです。
しかし、そのレモンクォーツが、何事もないかのように、水晶のクラスターの中に紛れ込んでいるなんて。
私には、正直、こちらのほうが驚きです。
レモンクォーツって、レアストーンと聞くけれど、こんなに当然のように、クラスターに紛れていて、いいんですか?
でも、自然が作り出すものですから。
温泉地などの、硫黄成分が湧き出るところは、世界に1ヶ所や2ヶ所ではないはずです。
水晶の鉱脈だって、綺麗かどうかは別として、掘ればとりあえず出てくるそうですし。
その2つが同じ場所で産出されるところって、世界でもそんなに少なくはないと思うんです。
とするならば・・・・
え?実は意外とレアストーンって身近に存在していたりして・・・?
先日も、水晶玉の中に液体インクルージョン(水入り水晶)を確認したばかりです。
自然が作り出す芸術作品ですから、何があっても不思議ではないのかもしれません。
あまり大々的に取り上げたりして、クローズアップされないけれど、意外とそのへんに転がっているレアストーンたち。
私でも今まで気がつかなかった位ですから、他にももっといっぱいありそうな気がします。
あなたの手元の、なんてことないクラスターや丸玉だって、実はレアストーンが紛れているのかもしれませんね。
もう一度、じっくり見直してあげるのも、新たな発見がありそうで、面白いと思いませんか?
(え?そんなこと考えるのは私だけ・・・?)
