私の仕事はなんだろう・・・。
ずっと販売業だと思っていたけど、実は接客業ではないかということに、今更ながら気がついた。
販売業とは、モノを販売するのがお仕事。
接客業とは、お客様と接するのがお仕事。
ん~~~~?
ナニガチガウノ?
本屋でバイトしていた時に、この仕事は接客業だからと、耳にタコができるくらいに聞かされたけど、でも結局は販売するんですよね~?みたいな。
だから、正直、違いとかよくわかっていませんでした。
今日、美容院に行って、鏡越しに観察(私は美容師さんの手元をじっと見てるのが好きです(・・。)ゞ)しながら、この人たちは接客業だろうなあ・・・って。
接客業だけど、おそらく自分は技術職だと思っているのかもしれないなあ・・・なんて思ってみていました。
だって、雑誌を渡したら、ずっとほったらかしなんですもん。
こんなにじ~っと見つめているのに(別に担当者はイケメンのお兄さんなわけではなく、女性の方でしたよ^^;)、一心不乱に作業を進める。
新人さんで慣れていない・・・っていうわけでもなさそうだし・・・。
まあ、初めてのお客に対しては、こんなもんかもね。
ところで今朝、社長が言いました。
「今日やってる美容院は、稼ぎ時だろうね」
は?なんで?
本日は月曜日。
本来ならば、美容院も理容院も閉まっているはずなのです。
だから、やってるところは、儲かるだろうね・・・という意味のようでした。
違うよ。
今日どうしても、髪を切らなきゃいけないっていう人なんて、ほんの少ししかいないでしょ?
普通は、お気に入りの美容院が休みなら、やってる時に行くものです。
どこでもいいから、今日どうしても美容院に行かなきゃいけないという人は、私くらいのもんですから。
そこで気がついた。
髪を切るのはどこでもできる。
極端な話、自分でだって切ろうと思えばできるもの。
でも、高いお金を払って、お気に入りの美容院に行く理由。
当然、技術は必要でしょうけど、今の時代、美容師さんの技術なんて正直、どんぐりの背比べ。
よほどイメチェンをしたいのではない限り、それほどの技術なんて必要ない。
あまりに質の悪いところは困るけど、ある程度の技術があるなら、どこでもいいんじゃない?
お客は美容院に何を求めてる?
技術も然ることながら、癒しや安らぎ、あるいは楽しさを求めているんではないかい?
私が美容院に求めるものは、それほど多くはない。
一般的な技術と安定した価格、そして、居心地の良さ。
これって、石屋にも言えることかも。
あまりに質の悪い石では困るけど、品質は確かに重要だけど、お客様の求めてるのはそれだけじゃないはず。
いろんな石の話が聞けたり、質問したり、あるいはどーでもいい無駄な話もしたりして。
居心地の良さを求めてるんじゃないのかなあ?
品質だけを追求する人もいるけれど、そんな人とは、御来店いただいてもあまり話をすることはありません。
でも、当店の品質に惚れ込んで下さるお客様とは、長~いトークが繰り広げられます。
(ま、基本、石好き同士なんで、話があうんでしょうけど^^;)
当店に御来店くださってるお客様って、そういう居心地の良さを求めてるんじゃないのかなあ?
石に興味がないというのは論外ですが、石についてわからないこととか素朴な疑問など、皆さん、なんでも口に出してくださいます。
そういえば、チェーン系のストーンショップでは、なかなかそういう話する機会ないかもね。
先日、仲良しの原石屋さんと一緒にお仕事させていただきましたが、初日には石の話で随分盛り上がり、社長に怒られてしまいました。
でも、なかなか石の話をそこまで深く話せる人もいないので、私としてはすごく楽しかったんです。
そう、この雰囲気。
お客様が求めているのは、これかもしれないなあ・・・。
私は、石を販売するのがお仕事ですが、無理に販売しようというつもりはありません。
それよりも、石に興味を持ってもらったり、石を好きになってもらうほうが、よっぽど嬉しかったりします。
そしてそれが、販売にだってつながるのです。
今回は何も買わなかったとしても、また来たい、また行きたいと思ってもらえるお店なら、ちゃんとやっていけるはず。
現に、長く頑張っているお店って、みんな少なからずそういう雰囲気もってるもんね。
そうか、私は販売業ではなくて、接客業だったんだな。
何も話さない美容師さんを見て、自分の職業を実感したのでありました。
ところで、2時間以上無言は辛いので、こちらから話しかけて、居心地をよくすることに成功しました。
待っていては、何も始まりません。
自ら動く努力もしないとね^^