ピーモンタイトクォーツシスト | nobumiさんちのおねえさんの天然石の話

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水晶やパワーストーンと日常のあれこれ

「ロードナイトはないですか?」
いつもの取引先に行ったとき、何気なく口から出たセリフ。
そういえば、ロードナイトの在庫が少なくなってたっけ。

「今、ロードナイトはあんまり綺麗なのがなくて・・・」
そんな答えのあとに、
「これじゃダメですか?」
そうやって見せてくれたのが、初めての出会いでした。

 

「なんですか?これ?」
ロードナイトによく似てる。
っていうか、そっくり!
あ、でも、なんか縞が入っているように見えるなあ。
「水晶の中に岩石が入って、ピンク色になっているものなんです」

水晶の中に岩石が入っているものといえば、クォーツシストという名前を時々聞きます。
クォーツというのはもちろん水晶のこと。
シストというのは、岩石・片岩を表す言葉ならしい。
ところが、初めて会った時の名前は、なぜかローズジャスパー。
新しいからなのか、名前が確定していなかったみたいで。
「ジャスパーではなくて、水晶なんですけどね^^;」
あとでこっそり付け加えていましたっけ。

とりあえず仕入れて、自分でも調べてみます。
でも当時、この石についての情報は、ほとんど出てきません。
本を探しても、ネットを探しても・・・・。
今にして思えば、正確な名前がわからなかったからなんでしょうけど^^;

そしてそのうち、ピンククォーツシストという名前に変更されてました。
そして私も途中、調べるのを諦めてしまっていました。


時が経ち、先日、久々に馴染みのお客様がご来店くださいました。
「ロードナイトはないですか?」
「ああ、ロードナイトならここに・・・」
ロードナイトはいつも、特価ブレスのコーナーに置いてあります。
「あはは、信美さんとこはいつもそうですもんね^^」
「でも、今、あんまり綺麗なのがないんです。ごめんなさい。」
「前にもらったロードナイト、すっごくキレイだったんだよね」
「ありがとうございます。ごめんなさいね。今回はあんまり綺麗なの持ってこれなくて。」

「今、赤い石が売れるんですよ。だから、赤い石が欲しくて」
「そうなんですか。じゃあ、これはどうですか?」
もちろん、私が提案したのは例の石。
なーんだ、同じことしてるじゃん^^;

「この石、なんですか?」
「え~っと、水晶の中に岩石が入って、ピンクに見える石です」
まともに調べてないので、初めて仕入れた時から、状況がまるで変わっていません。
これはまずい。
大急ぎでケータイで調べてみます。
何で調べたらいいかなあ?
クォーツシスト?

とりあえずクォーツシストで検索。
一発で出たことにびっくりです。
当時私は、クォーツシストで検索しなかったんでしょうか?
いや、そんなことはないはず。
じゃあ、そのあとにネットに出てきたんでしょうか?
だとしたら、今、ネットの情報はものすごい勢いで増えて行っているのでしょうね。

どうもこの石の正確な名前は「ピーモンタイトクォーツシスト」
単に「ピーモンタイト」と呼ばれることもあるようです。
おおお・・・新たな発見です。


お客様に石の情報をお渡ししたあと、もう一度自分でも調べ直します。
ピーモンタイトってなんだ?

調べて見ると、エピドートの一種だということがわかりました。
え?エピドート?
エピドートってあれだよね?
草入り水晶?
 
 
へぇぇ~これの仲間だったのか。

ピーモンタイトはマンガンを含んでいるので、赤く見えるもののようですが、鉱物で、マンガンを含んで赤く見えるものはたくさんあります。
代表格なのが、インカローズ。
日本名を「菱マンガン鉱」っていいますから。
 
ロードナイトだって、マンガンを含んで赤くなります。
すごいぞ、マンガン。

ま、それはさておき、やっぱり気になるのは意味でしょう。
基本的にロードナイトとよく似てるので、ロードナイトの意味に近いのかなあ?
先述のお客様も、この石の意味を気にしてましたっけ。
結局パワーストーンって、この「意味」で売れ行きが左右されてしまいますから。
ちょっと寂しい気もしますけど。

このピーモンタイトは、とても綺麗な「ピンクの」ロードナイトに近いイメージを受けます。
ロードナイトも色合いによって人気が左右されてしまいますが、その中でも人気の高い綺麗なロードナイト。
愛のトラウマを解消してくれるかもしれません。


ふと思い立って、鉱物の本を広げてみました。
思いは的中。
エピドートの欄に、ピーモンタイトが載っていました。
パワーストーンとしては新しい石かもしれないけど、鉱物的には昔からあるものだったんでしょうね。
当たり前の話といえば、それまでですが。


今、市場に出ているロードナイトは、ピンクというよりは、真っ赤なものが多くあります。
本来のロードナイトが真っ赤だということを、ご存知の方はどれだけいらっしゃるのでしょうか。
マンガンの含有量によって色味が変わるのでしょうから、マンガンこそが愛の石なのかもしれません。

(でもね・・・マンガンを含んでいても赤くないのもたくさんあるんだよね・・・(_ _。) )



どーでもいいけど、小学校の時の理科の実験で、二酸化マンガンと過酸化水素水を混ぜて、酸素を作り出した記憶があります。
あれは一体、いつ使うことができるのだろう・・・?
先日の韓国の沈没船で使えたらよかったのに。

マンガンで思い出しただけなんですけどね^^;