一時期のパワーストーンブームが去り、ずいぶん客層が変わったように感じる、今日このごろ。
一時は、本当に、猫も杓子もパワーストーン。
これを持ってると彼氏ができるとか、お金が入るとか。
否定も肯定もしなくても、みんな自分で納得して、購入していったものです。
今のお客様方は、本当に石の好きな方ばかり。
石そのものを好きな方。
パワーストーンが好きな方。
鉱物学的に興味のある方。
宝石が好きな方。
興味の方向性こそ違いますが、みんな同じように、石を愛してくださいます。
ブームに踊らされた方々は、皆さんすでに飽きているのでしょう。
見なくなった顔も、いくつもあります。
しかし、ブームが過ぎ去り、戻ってきた方がいらっしゃるのも、また事実です。
初めて行く骨董市に参加すると、当然、初めてお会いする業者さんも沢山いらっしゃいます。
同じように業者として参加しているのですが、骨董市では石屋が珍しいからか、よく声をかけられます。
普通、どこかの団体に初めて参加する場合、大抵は、何かしらの洗礼を受けるものです。
内容は色々ありますが、決して喜ばしい話ではありません。
とはいえ、おかげ様で私たちもこの世界が長くなり、ちょっとやそっとのことでは、びくともしなくなりましたが^^;
ところが最近、声をかけてくださるのは、決して「洗礼」とは比べ物にならない、とても好意的な方々です。
(もっとも、神経が麻痺して、そう思い込んでいるだけかもしれませんが)
皆さん、実は石が大好きで、いつか石屋さんと出会うことがあれば、話がしたい・・・。
そんな雰囲気が見て取れます。
そして、「実は石が好きなんです」と、お話くださったりするのです。
石自体は、骨董市には多く存在します。
水石などの飾り石や鉱物、タイガーアイなどのブレスレットを販売している骨董屋さんも多く存在します。
にもかかわらず、私たちに声をかけてくださるのは、本当に石が好きだからなのかもしれません。
一時のブームの中、よくお顔を見せてくださっていた方でも、しばらくお顔を見なくなった方もいらっしゃいます。
寂しいと思う反面、そんなものかな・・とも思うものです。
一時ははまっていても、飽きてしまえば、ある程度集めてしまえば、もう興味はなくなるのでしょう。
「これも持ってる、あれも持ってる・・・」
予算内で買える石にも、限界はありますから。
ところが最近、ふっと、懐かしいお顔にお会いする機会が増えました。
ブームが去って、落ち着いて、またご来店くださるようになる。
本当の石好きさんかもしれません。
最近のお客様は、一時の時とは違い、石のパワーを細かく聞く人は少なくなりました。
ある程度の知識はあるのでしょう。
あるいは、そんなことには興味はなく、むしろ成分を聞いてくる方も、少なくありません。
初めて見るような、珍しい石には、興味深々。
買うかどうかはともかくとして、頭にインプットしています。
「へえ、こんな石があるんだ~」って。
ブームが去った今だからこそ、本当の石好きさんが見えてきます。
今まで、ブームに追いやられて、なかなか石を見ることのできなかった人。
ブーム自体に飽き飽きして、ほとぼりが冷めるのを、待ってた人。
ブームだろうがなかろうが関係なく、マイペースに石を探し続けていた人。
そして、ブームに乗ったまま、未だに飽きも来ず、石を探しまわる人。
私はさしずめ、
「ブームであろうがなかろうが関係なく、石を売り続ける人」
なんでしょうか。
ま、類友な気はしますよね^^