お客様から、時々いただく質問。
「玉(ギョク)って何ですか?」
一般的に、「ギョク」と聞いたら、ヒスイだと思ってしまいます。
実際、私も昔どこかで、「ギョクとは翡翠のことだよ」と教えられたような気がします。
たぶん、中国で日本語を勉強する時に、「ギョク」=「ヒスイ」と習うのではないでしょうか。
それこそ、「ハロー」=「こんにちは」と習うように。
(あくまでも、憶測です^^;)
でも、中国人に「ギョクって何?」って聞いたら、考える間もなく「ヒスイだよ」と答える人も、結構いるんです。
わかってて言っているのか、知らずに言っているのか。
判断は難しいところです。
「玉(ギョク」とは、その名の通り、美しい玉を意味します。
美しい玉とは、当然ビー玉であるはずもなく、綺麗な石のことを指しているようです。
そしてそれは、確かに、主に翡翠のことを指しました。
翡翠は、中国やその近隣諸国で採掘され、ここ、日本でも産出します。
(採掘は禁止です)
そして採れた美しい石は「ギョク」として、皇帝に献上されたのではなかったのでしょうか。
昔は今ほど鑑別の技術が進んでいるはずもなく、正確には翡翠かどうかはわからなくても、美しい石=玉(ギョク)=ヒスイという図式は、簡単に成り立ってしまったのでしょう。
ところで中国で「ヒスイ」というと、日本で言う「翡翠(硬玉、ジェダイド・ジェイド)」ではなく、ネフライト(軟玉)の方を指すのが一般的なようです。
そもそも、玉(ギョク)と呼ばれたのはネフライトの方で、後から発見された、ネフライトによく似た硬い石を硬玉と呼んだのが始まりだったようです。
余談ですが、北京オリンピックの時の金メダルの裏側に、玉(ギョク)が収められているそうですが、あれはホワイトネフライトになるそうです。
(誰か、見た人いないの?)
中国では、今でも美しい石のことを「ギョク」と呼ぶ風習があるようです。
そして「ギョクって何?」と聞くと、「翡翠だよ」という答えが返ってきます。
(堂々巡り・・・・・・)
わかってるのか、わかってないのか。
わからないふりをしているのか。
翡翠によく似た石は、なんでも玉(ギョク)になってしまうようで、注意が必要です。
うちにも、なんだかよくわからない「玉(ギョク)」がいくつかあります。
鑑別取るほど高い石でもないし、特価で出すものだし・・・・。
いくつかは、ある程度なんの石かは判断できたのですが、1つだけ、どうしてもわからない石があります。
そして、わからないまま、もうすぐ売り切れようとしています。
(何やってんだか・・・・・・・ーー;)
でも、売る時はちゃんと「なんの石かわかりません」って言ったんですよ!