天使の顔のお話 | nobumiさんちのおねえさんの天然石の話

nobumiさんちのおねえさんの天然石の話

水晶やパワーストーンと日常のあれこれ

前回の、彫像の話の続き。

 
 
この彫像を持っているブロンズ屋さんが、声をかけてきました。
「それ、見せてくれる?」

何かと思って見てみたら、私のお気にいりの天使の置物。
  
 何度となく、このブログでも紹介しています。

一度、棚から落として壊したものの、社長が紙粘土で修理してくれました。
ところがその後、喜んだものつかの間、再び、今度は社長が落として壊し、実は以前よりも可愛そうな有様になっています(iДi) 

それでも、懲りずに飾っているのは、私も社長も、なぜかこの天使を手放せないから。


ブロンズ屋さん曰く、やっぱり仕事柄、こういう彫像を見たら、気になってしまうようでして・・・。
石があると、ついつい見てしまう私と一緒で、これって職業病なんでしょうね^^;

「どうぞどうぞ、ちょっと壊れて可愛そうな状態になってますけど^^;」
それでも、あの愛らしい顔の部分だけは、おかげさまで無傷で済んでいます。

「すごく可愛い顔してるねえ、この天使。」
そうでしょう、そうでしょう。
なかなかないんですよ、こんなに可愛い天使は♥

「これはねぇ、18世紀を模して作っているけど、鼻が現代風なんだよね。だからこんなに可愛く見える。ほら、鼻がちょっと上がっているでしょ?」

へ?ああ、そういえばそうかも。


そうか、なるほど。
私も高校・大学と、美術を勉強した人間です。
言いたいことはわかります。
絵画にしても彫刻にしても、時代の流れとともに、流行というのは必ずあります。
顔の描き方、色の乗せ方、風景の描写など、必ずその時代背景が現れています。
ところが、私が持っているこの天使は、そのどの時代にも当てはまらない、現代的な顔をしているから、可愛かったのです。

一般的な天使の置物は、どこかの時代の流れを汲み、それを模して作られているので、どうしても顔が古臭い。
置物を作るに当たって、型を作るときはどうしても、モデルが必要になるのです。
そのモデルは、いつかどこかで描かれた、天使のモデルがいるはずです。
とすると、私の天使は、きっと最近の誰かのオリジナルだったのでしょう。

巷でよく見かける、天使の置物。
なんとなくいやらしいような、憎たらしいような顔をしているような気がしていましたが、それはきっと、その時代の流行りの顔なんでしょう。
きっと当時は、それが愛らしく思われたのでしょうね。

なるほど、どうりで、同じものがなかなか見つからないわけです。
新しい天使を作るときは、新しくモデルを作る必要があるもの。


そういえば、ホワイトクォーツァイトの彫像の女性も、とても愛らしい顔をしています。
これを彫った人の、オリジナルの顔だったのでしょうか。
真面目に美術史を勉強してこなかった自分が、歯がゆく感じてしまいます。
まさか、こんなところで必要になるなんて・・・。


今度、またいつかどこかで、このブロンズ屋さんと一緒にお仕事する機会があれば、もっとじっくりお話が聞きたくなりました。
今度お会いするのは・・・・・・・何ヶ月先のことでしょうか・・・?