今回は、いつもこのブログを読んでくださっている方には、関係のない話かもしれません。
このブログを読んでくださっている方には、そんなこと思ってる人はいないと思いますので。
興味がなければ、スルーして行ってください。
近年のパワーストーンブームの影響で、石の価格が高騰しています。
一時期と比べると、倍どころか10倍20倍の値が付いている石もあります。
特に近年、目立った価格の高騰を見せているのが、言わずと知れたルチルクォーツ。
金運や商売繁盛に効果があると言われ、とにかく人気が上がる一方です。
この石は、特に希少価値の高い石なわけではありません。
確かに、美しいものは美しく、私たちを魅了する石ではありますが、それにしても価格が上がりすぎではありませんか?
これはルチルクォーツの人気に伴う、需要と供給のバランスが崩れて起きている現象です。
理由を知ってしまえば、そんなものかと思うこともでき、それでも呼ばれるなら購入すればいいし、金運や商売運などという言葉に惑わされるようでなければ、一旦は諦めて次回に機会を伸ばすのもいいでしょう。
ここで私が懸念しているのは、石のパワーや美しさに惹かれる方ではなく、宝石としての「価値」を求めて、お買い求めになる方々です。
よく宝石店などで、「一生ものの価値があります」などと言われる方がいらっしゃいます。
それはそれで、事実であり、大切にしていただきたい気持ちとともに、発せられた言葉でしょう。
宝石店で扱われる石たちは、耐久性も重要視されているため、滅多なことがない限り、その輝きは一生ものでしょう。
でもその「価値」の意味を、はき違えている方がいらっしゃるようです。
ジュエリーショップでは、同じデザインのジュエリーでも、石によって全く違う金額で販売されます。
「そんなの、石が違うから、当たり前じゃない」
大半の人がそう思うでしょう。
石によって、価格が違うのは当たり前。
パワーストーンショップだって、石によって値段は違うもの。
じゃあ仮に、そのジュエリー、不必要になって質屋に出したら、どうなるでしょうか。
基本的に、石の換金性はありません。
あるのはダイヤモンドくらいです。
ルビーだってエメラルドだって、ありません。
高級宝石の代名詞のようなキャッツアイだってアレキサンドライトだって、お金には変わらないのです。
最近の金の高騰で、金を買い取る店が増えています。
金やプラチナは換金性があります。
そして、石の中で唯一、ダイヤモンドも換金性があります。
でも、それ以外の石は、全く取り合ってもくれません。
宝石店で、どんなに高額を支払って購入した石でも、お金になるのはその石が付いている地金の金やプラチナ。
隣にあった同じデザインの安い石も、地金部分が同じなら、買い取り金額も同じです。
そんなことは、当たり前なんだと思っていました。
近年のパワーストーンブームの影響で、石の価格が高騰していることは、冒頭で述べたと思います。
そして、ルチルクォーツの価格が特に高騰しているという事実も、書かせていただきました。
そのルチルクォーツの価格が高騰しているからと、高値で売れるのではないかと思っている人がいるようです。
もちろん、ごく少数の方々だとは思いますが。
基本的に、石は念が入りやすいため、どんなものでも、買取はお断りしております。
しかし、それ以前に、ジュエリーの世界でも、石の買取は行われていません。
ましてや水晶なんて、産出量も豊富です。
買い取られるはずもありません。
石の価値は、他人が決めるものではありません。
どんな石でも、世界にたった1つしかありません。
よく似て見えたって、全く同じものなどないのです。
自身が惹かれたものならば、それは自身にとってのオンリーワンの石になります。
それに金額を付けること自体、どうなのか・・・なんて思ってしまいます。
そしてそれを売ってお金に変えようだなんて、空いた口がふさがりません。
そもそもパワーストーンブームのきっかけは、おそらくルチルクォーツだったのでしょう。
特に石が好きじゃない方も、金運だのギャンブル運だのと言って、ルチルを買い始めたのがきっかけです。(たぶん)
そう言って売る方も悪いんですけどね^^;
そうやって巷にルチルが溢れ、価格も高騰し、ここぞとばかりに売りに出そうとする・・・。
株取引じゃないんだから・・・・。
どんな石でも、買うときはご注意ください。
石に換金性はありません。
一生大切にするつもりで、お買い上げください。
高く買った石だからといって、高く売れる石なんて1つもありません。
そのかわり、あなただけのオンリー1になってくれます。
そういう生涯の伴侶を探していただきたいものです。
ところで、ルチルの人気もそろそろ落ち着いてきたのではないでしょうか?
かといっても、価格はまだまだ下がりそうもありませんが・・・・。
ホントに、石屋泣かせで困ってます。