売れちゃった・・・ | nobumiさんちのおねえさんの天然石の話

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水晶やパワーストーンと日常のあれこれ

実は先日、久々に一目ぼれしたペントップがありました。
それは、少々傷があり、販売するには抵抗のあるものでした。

でもこれはもしかして、2度と手に入らないかもしれない・・・。
売れなくてもいいから、常連の皆さんに見せてあげたい。
石好き、特に水晶好きの方なら、絶対気に入ってくれる自信がある。

散々悩んだ挙句、傷を理由に交渉も試みてみました。
しかし、相手もプロですから、この石の希少性は百も承知です。
傷があっても「だから、何?」てなカンジで、取り合ってもくれません。

なんだか足元見られてるような気がしましたが、結局こっちが折れて、仕入れることに決めました。


お客様全員には、直接見ていただくことができないかもしれない。
カメラさえ壊れてなかったら、真っ先に写真撮りして、ブログに載せるのに!!
・・・・まあでも、そう簡単に売れることはないでしょう。傷もあるし。
カメラが直ったら、真っ先に撮ればいいじゃない。

・・・・という、私の考えが甘かった。


骨董市という場所柄、傷のあるものは、真っ先に値段交渉のターゲットになります。
なので、あえて値札もつけずに、展示だけさせていただきました。
そして、水晶の好きなお客様がいらっしゃったら、見せて自慢して遊ぶ!
(タチ悪ぅ・・・(-""-;) )

もちろん今日も、いつもの常連さんに、「買わなくてもいいから、これ見て!」なんて、自慢してみたり。
だって、100%気に入ってくれる自信があったんですもん。


さて、まずその石はなんだったのかというと・・・。

クォーツ・イン・クォーツというのは、ご存知でしょうか。
水晶の中に、水晶が入っているもの。
この説明だと、わかりにくいかもしれませんが、水晶の結晶の中に、別の水晶の結晶が入っているものなんです。

原石の状態でも、なかなかお目にかかることは少ない上に、ペンダントトップになってるなんて、なんて贅沢な。
しかも、中に入っている水晶は1本だけではありません。
少なく見積もっても3本は入っているでしょう。
まるで、水晶の中に水晶のクラスターが入っているみたい。

ああ~~~~!写真見せてあげたいっ!


ただ、残念なのは、傷の入り方。
その水晶は、透明度の高い、綺麗なものでしたが、内部の水晶よりも少し上部の方に、天然のクラック(傷)が入っていました。
そのクラックは端から端までつながっており、その両端にはそれゆえにできたと思われる傷が、手で触ってもわかるくらいに入っていました。

これは、ペンダントトップとして使用するにあたって、何かに万が一ぶつけたりしたら、そこから割れてくる可能性が否定できません。
もしそこから割れてしまった場合、気が付いたら、最も重要な、クォーツ・イン・クォーツの部分が落ちてなくなっている・・・ということにもなりかねないのです。

ね?商品としては、致命的でしょう?

これは、その可能性を理解した上で、お買い上げいただかないといけないわけで、ペンダントトップとして身につけるには、あまりにもリスクが高すぎるものだったのです。
にもかかわらず、安く販売できるわけではないので、仕入れの際には、散々悩みました。
そして、「売れなかったら、私がつける」意思を強くして、仕入れに踏み切ったのです。


そういえば、「売れなかったら私がつける」という想いで仕入れたものが、過去にいくつかありました。
最初はマトリックスオパールだったような気がします。
いくつかある中で、最も美しく、最も高額なものをチョイスしました。
常連さんが、即決で購入した上に、追加注文までいただきました。

次はラリマーのペントップだったでしょうか。
最も美しいものを3つ仕入れ、2つ売れたら、最後の1つを自分用にと考えていました。
まさか、1人の方が3つお買い上げくださるなんて、考えてもみませんでした。

私が惹かれる石は、お客様も惹かれるのです。


この石も、やはりそういう石だったのでしょうか。
仕入れて、2週間も経ってないのに。
嬉しいやら、悲しいやら・・・・。

商売をしてる側としては、商品は売れてナンボです。
それで生活しているのですから。
ただ、私個人の想いとしては、やはり淋しい気がしてなりません。
だって、もしかしたら、もう2度と手に入らないかもしれないものなのに!

クォーツ・イン・クォーツのペントップは、仕入れれば、まだあります。
珍しいとはいいながら、全くないわけではありません。
でも、それが3本も入ったペントップなんて、そうそうあるとは思えません。

ほとんど値引きなしで販売したにもかかわらず、惜しいことをしたような気になるのは、なぜでしょうか。


でも、石は石好きの方に持っていていただくのが、一番幸せなんですから。
彼は、間違いなく、大切にしてくれるでしょう。
なんだか、愛娘をお嫁に出した心境です。

商品は、売ってナンボなんだから。
自分に言い聞かせています。



また、珍しいもの、探しに行かなきゃね^^