磁気入りヘマタイトって・・・ | nobumiさんちのおねえさんの天然石の話

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ヘマタイトといえば、金属的な質感で人気のある石です。

日本名を「赤鉄鉱」といい、鉄鉱石の仲間です。
なので、他の同じ大きさの石たちと比べて、重いですよね。
さすが、鉄。

ヘマタイト 

ところで、ヘマタイトって一般的に磁気ありと磁気無しが存在しているようですが、これは鉄鉱石なため、強力な磁気を近づけると、磁気を帯びる性質があると言われています。

とはいえ、磁石と混ぜ合わせて磁気入りを作成したという話もありますし、ヘマタイトによく似た別の鉱物を、磁気を帯びさせて磁気入りヘマタイトとして流通させたという話もあります。

かと思ったら、実際のヘマタイトと構造上は同じ物質でできていますが、人工的に作られたものも、存在します。

そもそもが、大変産出量の豊富な石なので、天然であっても金額的には安価で、誰もそこまで目くじら立てない・・・というのが現実でしょうか。

鑑別に出せばはっきりするのですが、鑑別料の方が高くなり、鑑別に出すお店も少ないようですね。

ちなみに、ヘマタイトに強力な磁気を近づけても、帯びる磁気は僅かなもののようでして、実際に磁気入りヘマタイトとして流通しているものは、天然ではないのではないかというのが、私の見解です。
(確信が持てなくて、すいません・・・)
私がそう思う理由の一つに、私が最も信頼を寄せている取引先に関してだけは、絶対磁気入りヘマタイトを扱わないから・・・・というのもあります。
(他は結構どこでも扱ってるんですけどね)

なので、うちには磁気入りヘマタイトは存在してません。
(たま~に、同業者に頼まれて仕入れた「余り」が存在してますけど)

ま、それはともかく。

磁気入りヘマタイトは、磁気を帯びているので、肩こりに効果があるという謳い文句で、パワーストーンショップのみならず、宝石屋さんや雑貨屋さん、健康器具やさん、道の駅、ドラッグストア、スーパー、コンビニなど、いたるところで売られています。
しかも安いので、皆さん結構お持ちです。

実際、磁石は肩こりに効果があるんだそうで、「ヘマタイトをつけてから、肩の痛みが楽になった」と言われる方も、結構いらっしゃいます。
私も、治療器を販売している知り合いに、肩の痛みを訴えたら、ヘマタイトのブレスレットを勧められました。
いや別に、自分で仕入れられるし、いらんよ・・・と、断りましたが(苦笑)

話がそれてしまいましたが、ヘマタイトのブレスレットは安価なので、気軽に買って身に付けられる上に、たいして惜しくもないからか、つけっぱなしでお風呂や温泉に入る方がいらっしゃいます。

冒頭で書いたとおり、この石は鉄鋼石です。(天然かどうかはともかくとして)
濡らして、ほおっておいたら、錆びるのです。


時折、どこで買ったのか、ヘマタイトのブレスレットのゴムを交換して欲しいという方が、ご来店されます。
肩こりにイイって聞いたから、肌身離さず、身につけているんだとか言って。

ええ、見ればわかります。
四六時中、外さないんでしょうね。
体に害をなすんじゃないかと思うくらいに、サビが出てしまっています。

一応、手持ちのものを駆使して、サビを取ってはみるのですが、見るも無残です。
拭いても拭いても、赤茶けたサビがなくなることはありません。
(これぞ、まさしく赤鉄鉱・・・。いや、笑い事じゃないから)

ヘマタイトは、流通量が多すぎて、使い方(?)まで浸透していないのも現状です。
ま、実際、私だって、まさか温泉につけたまま入るなんて、最初は思いませんでしたもんね。
世の中には、いろんな人がいるもんです。

使用方法(?)を教えない、販売側も不親切ですが、自分の手にしているものは一体なんなのか、消費者側も自ら調べる努力をしてほしいものです。

だって、あんなに錆び付いたものを、四六時中腕につけてたら、絶対、何かしら体に変調きたすと思いますよ!