以前ほどではなくなったけど、骨董市で販売をしていると、自分の持っているモノの価値を調べに来る人がいます。
骨董市という場所柄、自分の持っている骨董品が、どれくらい価値があるのかと、聞いて回るのはわかります。
TVの影響もあるでしょうしね。
ところが、骨董品だけではなく、宝石、バッグ、時計、その他もろもろ、手持ちのものを見せに来て、価格を聞いて回るのです。
天然石のブレスレットに関しても、例に漏れず、価値を聞きに来られる人がいます。
たいていの場合は、いただきものだったりするのですが、せっかく人からいただいたものなのに、なんで価値を確認しようとするのか、疑問で仕方ありません。
プレゼントした方は、色々思い悩んでプレゼントしたのでしょうから、それは心がこもっていて、金額云々の話ではないはずです。
それが仮に身内であれ、親しい友人であれ、その人の価値を商品の価値と照らし合わせているような気がして、つい、眉間にシワがよってしまいます。
そういう方が来られると、どんな石でも関係なく、私は決まってこう言います。
天然石というものは、自然が作り出した芸術ですから、同じものは二つと存在しません。
よく似たものがあったとしても、それは表面上そう見えるだけで、一つ一つみんな違います。
縁あって手元に来たのなら、それはあなたにとってのオンリーワンです。
金額以上の価値があると私は思います。
どうぞ、大事にしてください。
石の好きな方には、全くと言っていいほど、言う必要のないセリフです。
そこを理解しているから、石を好きになるのではないかと思うからです。
販売に出かけるたびに、そういう人と出くわすのが、切なくて仕方ありません。
でも、本当にいい石に巡り合えたときは、
「素晴らしいですね~」
って言って、見入っちゃうのも事実なんです・・・・・・・・・・。
みんな、この反応を求めて来ているのかなぁ?
なかなか持ってこないですけどね、そんな石。