活性酸素って聞いたことはありますか?
活性酸素とは呼吸によって取り込まれた酸素の一部が変質し
通常より激しく活性化されたもののことです。
酸化によって細胞や遺伝子を攻撃し、
ほとんどの病気や老化、がんなどに密接にかかわっていると言われています。
活性酸素が増えることで病気になりやすくなるんですね。
ウイルスに感染するとさらに活性酸素が増えて体を攻撃します。
ある実験ではインフルエンザに罹ったマウスが死亡したとき
体内にはウイルスはなく、死因は活性酸素だったことがわかっています。
活性酸素のチェックリストはこちらをどうぞ。
①激しいスポーツをしている
②白髪、シミ、しわが増えた
③野菜や果物をあまり食べない
④睡眠不足
⑤ストレスが多い
⑥風邪をひきやすい
⑦タバコを吸っている
⑧アルコールをよく飲む
⑨健康診断で尿酸値が低い(3以下)
⑩加工食品をよく食べている
①はスポーツでエネルギーを作る時に酸素を燃やすため
②は活性酸素の影響が考えられます
③は食品からの抗酸化物質が補給しにくくなります
④⑤⑦⑧は活性酸素を増やす要因
⑥は活性酸素の過剰で炎症を起こしやすくなっている可能性があります
⑨尿酸は体内で最強の抗酸化物質のため
⑩は食品添加物により活性酸素が増えるため
では活性酸素はどう対策したらよいのでしょう?
まずは活性酸素が増えることで減らせることはないか考えてみましょう。
睡眠時間を増やしたり、食事を気を付けることも大切ですね。
人間の体内には活性酸素を消去する抗酸化物質を作る働きがありますが
年齢とともに低下すると言われているため
外から抗酸化作用のある物を取り入れることも効果的です。
食事でおすすめなのは抗酸化物質が豊富な野菜のスープです。
生野菜を摂るより10~100倍の抗酸化物質がスープに溶け出てくると言われています。
こちらをどうぞ↓
老化予防にお勧めの栄養素にクルクミンやカテキンがあります。
クルクミンは長寿遺伝子と言われるサーチュインや
老化の調整因子として注目されているAMPE(AMP活性化プロテインキナーゼ)など
特定のたんぱく質を活性化し、
細胞老化を遅らせ、寿命を延ばす効果があります。
ターメリックに多く含まれている成分ですね。
カテキンは緑茶に含まれるポリフェノール化合物で
オートファジーを誘発し、損傷した細胞物質を取り除いて老化を防ぎます。
激しい運動をする方はミトコンドリアの働きをよくする栄養素がおすすめです。
ミトコンドリアは電子伝達系でたくさんのエネルギーを産生するんでしたね。
こちらをどうぞ↓
電子伝達系に必要な栄養はナイアシンやコエンザイムQ10、ビタミンB2でしたね。
特にコエンザイムQ10は40代を過ぎると
自分で作る力が減っていくと言われています。
水素も分子が小さく、ミトコンドリアに入って抗酸化を助ける作用があると言われています。
ストレスが多い人や風邪をひきやすい人にはビタミンCがおすすめです。
炎症がある場合は抗酸化作用の高いビタミンEや
抗炎症作用の期待できるオメガ3がいいですね。
グルタチオン、コエンザイムQ10、ビタミンCなど組み合わせて
抗酸化ネットワークで摂ると、より効果が期待できると思います。
感染症が心配な季節がまだまだ続きそうですが
活性酸素対策をしながら、元気に乗り切っていきましょう~