12月から、久しぶりに外のお仕事に復帰しました。
今は、週に2回ほど、グループホームで介護のお仕事をしています。
仕事を始めたことはアメブロにも書いたけれど、
介護の現場で感じていることについては、まだ触れてきませんでした。
なかなか言葉にできなかったのは、
毎日いろんな感情が揺れ動くからかもしれません。
命と向き合う仕事。
だからこそ、たくさんの「仕方ない」や「現実」と向き合う日々です。
最近、特に心に残っているのが、
肌トラブルを抱えている利用者さんとの関わりです。
乾燥、かゆみ、湿疹、炎症…
お医者さんからは、当たり前のようにステロイドの塗り薬が処方されます。
「入浴のあとや、痒がったときに塗ってください」と指示され、
私たち職員は、その通りに薬を塗ります。
でも——
実は私は、ステロイドのことで、過去にとても苦しい思いをした経験があります。
だから、心のどこかで薬を塗ることに抵抗があります。
でも、塗らなければもっとつらい状態になってしまう。
職員として、ケアをする責任もある。
その現実が、目の前にはっきりとあるのです。
ステロイドが効かなくなり、
発疹やただれが日に日に全身に広がり、
痒みで夜もまともに眠れない利用者さんの入浴介助にあたったときのこと。
そのとき、ふと、想いがこぼれました。
「わたしもステロイドをやめたことがあって…」と。
苦しかった日々、そして今は回復していることも。
でもその話をしたあと、
利用者さんを不安にさせてしまったのではないかと、すごく後悔しました。
それ以来、なんとも言えない罪悪感のようなものが残っています。
正しいことが何なのか、わからなくなるときがあります。
それでも、
一人ひとりの「今」を大切にしたくて、
今日もまた、現場に足を運んでいます。
もしかしたら、
同じような葛藤を感じたことのある人が、いるかもしれません。
読んでくださって、ありがとうございます🌿