The Last Day | いっぺん死んでこい〜女医NOBUKOのブログ〜

いっぺん死んでこい〜女医NOBUKOのブログ〜

生き方も死に方も自分で決めるんだよ?
女医が語る、生き方・死に方・日常のあれこれ

今日はボランティア最終日!

昨日の午後スコールがあったから
気持ちいい朝☀️


朝一のボランティアの集まりでは

今日が最後の人前に出て〜

で出た3人のうちの1人だったんだけど


初日にこれ700%泣くやつやって思ったのに

今日はすっごく清々しい気持ちで歌えて

終わってないけどやり切った感♡

そしてギフトをたんまり頂きました
どないせーっちゅーねん(笑)



最終日も


日本の老人ホームと同じように

食事の席で揉めるばーさん達とか
(座ろうとしたらダメ!あんたはあっち行き!って
叩いてシスターに怒られたりw)


12月にはシスターになって
ブルーのラインが入ったベールを被れるの!
だから12月にまた来て!

って嬉しそうに話すシスターの卵やら

毎回ちょっと大げさに騒ぐ火傷の彼女やら


朝一のいつもの光景が嬉しかったけど




むしろ、昨日帰っちゃった仲間たちが
そこに居ないってことの方が寂しかったなぁ


新しい人も少なかったし
女子は私の他に1人しかいなかったし。。



そして昨日、処置室で何だか大騒ぎしながら
傷の処置をしてる人がいるなーとは思ってて


火傷の処置しようと思って
手袋取りに行ったら、傷の処置が痛くて
暴れてるのを押さえる手が足りなかったから
頭と手を押さえに入ったんだけど。。。


聞いてはいたけど最終日にお目にかかれました!




虫がわいてる傷♡



何がどうなってそうなったのかは
よく聞き取れなかったけど


傷の奥から這い出てくる虫をピンセットで
一匹ずつ取っては捨て取っては捨て(笑)



そしてもっと根本的に傷を切り取らないと
まだまだ虫の温床で居続けるであろう傷だけど
なんも言わなかったし、しなかった





3週間インドにいて思った事は


日本でもインドでも世界のどこででも


その場所その場所で


いろんなやり方
いろんな生き方
生まれた場所
育った環境
選択肢の幅
etc



そもそも

何が正しくて、何が間違いで

何が良くて、何が悪くて



なんて、ないんだなってこと

ただただ、違うってだけ





だってね





朝施設に向かう道での光景
(インド全部がこうではないよ!)



これがここでの洋服の売り方だし
ヘアグッズもこうやって売ってるし
野菜や果物もだし


その傍らで身体を洗うのも普通だし


店先(?)で売り物の処理もするし


お米屋さんもこのテイだし

これでも飲食店だし


鶏が左上のカラスに吠えてる(?)し、ね



日本は島国で
無宗教の人がすごく多いし
日本語話す人がほとんどだし

似てる環境の人たちが多いから

人と違う事に敏感な人が多いけど



日本でわかりやすく言うなら



例えばおせち料理とかお雑煮1つとっても

地方地方で全然違うのと一緒で

どのおせち料理が、どのお雑煮が

いいとか悪いとか正しいとか間違ってるか

てのと全く同じだなと


ただ、ただ、違うだけ


だから、その場所その場所のやり方で

ないものをねだらず
あるものの中でベストを尽くし

この先どんな経過をたどるにしても

なーんも間違いでもないし、不幸でもない




今日も世界中で



誰かが泣いて誰かが笑って

恋をしたり失ったり

プロポーズしたりされたり

結婚したり離婚したり

子供が生まれたり死んだり

親がいなくなったり再会したり

仕事を始めたりやめたり

病気になったり治ったり

旅に出たり帰宅してホッとしたり


みーんなおんなじ事してる、方法が違うだけで


って事をつよーく感じた3週間





2週間同じ街で観光するのは難しいけど


ボランティアながらも働きながら
毎日同じ人と顔を合わせていると

言葉は通じないけど
でもちゃんと通じるのをお互いわかるようになる


もともと

人を助ける!なんて事は全く思ってないし

ここでのボランティアもそんなつもりはなくて

ただ、やってみて、自分が何を感じるか
体感しにきただけなんだけど


それはそれはもう
言葉にできたものもできないものも含めて


たーーくさんのギフトをもらいました

そのギフトの中には



忘れてたいろんな気持ち

忘れてた娘たちとの思い出とか

体調が良い事がどんなに幸せなことか とか

私がどれだけ人を信じて、信じられているか とか

私に1ヶ月1人の時間をくれた家族への感謝とか



誰かに何を言われたわけじゃないけど

それはそれはもう、たくさんの事に気づいた

インドでの3週間🇮🇳




お昼は宿のランチ、オクラ丼
久々に出汁の味!



そして午後は子供の施設


いつも通りの子供達



インドの裕福な家庭では子供の誕生日に

孤児院に家族で出向いて
子供達にお菓子を配るのが恒例行事みたいで

毎日のように見学者がお菓子を持ってやってくる


2週間もいると

ホントに欲しいものはそれじゃないんだよー

って思うけど

ま、それも私が学校に聴診器を持って行ったのと同じ行為だし

見なきゃわからない事だしね

もちろん話に聞くだけで何もしないよりマシだなと



そして、いくらシスターとは言え

ハンディキャップのある子供達相手とは言え


虫の居所や体調の悪い日もあるし

慈悲の塊でも何でもないし

イラーーっとして子供達に優しく接することができない日もそりゃあるよねー

ってわかるし


それはまさに、私たちにも同じ事が言えて

親だから、医療従事者だから、大人だから
女だから、結婚してるから、年だから  etc

なんて枠は、全く要らないなと


だって人間だもの   by のぶお



て事で

2週間のボランティアでわかった事は


私は幸せだし

そして不幸な人なんていないし

何ができてもできなくても

生きてるだけで誰かを既に幸せにしてる

ってこと

わかってたけど、体感するってこういう事だなって



うんち踏んだらやだってわかってても

ホントに踏んだ時の嫌さは

踏んだ人にしかわからないってやつ
(例えがどうなの




て事で

頑張ったつもりないけど、お疲れ様、私!

もっと暑くてヘロヘロになるかと思ったけど

またヘロヘロにならなかったー

代わりにインド菌で一晩ヘロヘロだったけどね



て事で、明日早いのでおしまい!







おまけ







あら、街中にヤギがたくさん!と思ったら



ミートショップの大事な商品でした♡
(店内には同胞が吊るされてるでしょ)