熱、東京、お別れ(タイトルが思いつかない | いっぺん死んでこい〜女医NOBUKOのブログ〜

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生き方も死に方も自分で決めるんだよ?
女医が語る、生き方・死に方・日常のあれこれ

珍しく朝から書いてみる


おとといの夜から熱が出だして
夜中には38度を超え
昨日も37度超えのまま朝一東京に向かったんだけど

まーーーーしんどいのね

じんわり熱があるって状態が




朝一東京に向かったのは、就活目的で
数年前に立ち上がった、今勢いのある訪問診療所



話を聞いて、だいぶビックリした


具合が悪かったから

元気な時の私ならどう思うんだろう?と思いながら




20-30代の先生が多い、活気ある大所帯の職場で

ターミナルをやりたいなら週4は入ってもらわないとね

超音波、遠隔指導、IVH(高カロリー輸液のルートを取る) 腹水穿刺、トロッカーetc

朝のカンファレンス、夜の勉強会

医療アシスタントの育成

医師持ち回りの講義



。。。。。。




今の私のしているクリニックとは対極にある所で

それはそれはアクティブで



具合が悪くて正確な判断ができないから

一旦持ち帰らせてください


って言って帰ってきた

でも不思議、そうやって話している間は、かなりシャキッとするけど、タクシー乗った途端グッタリ





午後は堀江さんと依子先生の講義

薬のせいで眠かったのと

私が子宮腺筋症じゃなくて、痛くもなんともないから講義に身が入らなかったけど

風邪の「ひき始め」に効く第一大根湯ていうのを習って頂いてきたよ



新鮮な大根と生姜をすりおろして
{76C6F907-408A-444C-B58D-8321889CE732}


無添加のお醤油を足して
{850B874D-674B-4413-957B-278F36D06D7D}
番茶を注ぐ
{3E415E37-0B82-40BD-8B76-FC22D2563A18}


あったまるんだ、これが

ここでも私なりにシャキッとしてたけど、終わった途端グッタリ



講義が終わってすぐに帰路へ

お腹は空いてるんだけど食べたくない

でも堀江さんも言ってた



風邪の時は食べない

エネルギーを消化吸収に使わない




確かに。



携帯の振動にも気づかないほど、新幹線で熟睡してたんだけど

新大阪着く前に見たら、呼吸停止の知らせ

その足でお宅へ




昨日顔見た時はシャキッとしてたから、あ、明日大丈夫だな、って安心してた方



認知症の奥さんと二人暮らし  娘さんは仕事で忙しい

家では死ねないから最期は病院に行くけど

まだ病院には行きたくない



いやいや、どう考えてももう病院よ?
て状況だったけど

全員揃ってて、さっきまで娘さんが同じ部屋にいて

トイレに行ってる間に眠るようにお別れ



いや、ホントにすごいな。。。




スタッフとの帰り道、今朝の診療所の話をしたら


おうちなのにそこまでするんですか???


という素朴な感想




確かに。

やれるからやる、やれるけどやらない

そこだよね



それと

私が入職してから先生が熱出したの初めてです!

て、彼女5年働いてるから

そうか、私5年は熱出してなかったのねと

本人自覚ないけど

気を張ってたのかもね