訪問診療の仕事を始めた理由 | いっぺん死んでこい〜女医NOBUKOのブログ〜

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私が訪問診療の仕事を始めたのは、自宅から通勤時間30分以内での仕事を探していて、15分で着く老人ホームに直行直帰でいい、という仕事だったのが入り口。

今思えば、バイト医に勤務日以外の24時間365日、患者さんの相談を受けさせる、ブラックな勤務先だったんだけど、当時の私は「患者さんにとっては、非常勤か常勤かなんて関係ない事」と、ちゃんと電話指示したり、看取りをしてた、もちろん時間外手当はついたけど。

そんな仕事でも、小さい子がいてもなぜかできてしまったし、何よりおじいさんおばあさんとのお喋りで癒される事の方が多い、最先端の知識はいらない etcでほぼストレスなく続いて

一緒に働いてた看護師さんと独立した、って流れ。

私が開業したくてした訳じゃない流れだったので、今のように落ち着くまでは紆余曲折あり、思ってもみなかった借金もしたし、開業なんてするんじゃなかった💢て思う事もたーくさんあったんだけど

私が回しだすようになったら俄然面白くなった。

患者さんの具合が悪くなるのは全て予想がつく訳じゃないけど、自分の遊びたい予定は先に押さえるし、仕事も断れる。勤務医だったら平日に休みなんてなかなか取らないけど、今は自由。 

こう見えてきちんと押さえるところは押さえる仕事っぷりなので、営業ゼロだけど患者数は変化なし。
(病院や訪問看護ステーションに営業廻るところもある)
外来してないから口コミを気にすることもないし。

唯一、2年ごとにある、診療報酬改定で、このところ在宅医療がバンバン診療費を削られているから、2年ごとに収入が減って、それを最小限にするためにスケジュールの組み直しが面倒。
保険医(保険証を使った保険診療をする)である以上、厚生労働省に飼われている感は拭えない。



てな訳で、今日の仕事は午前中だけで、午後は月1のBeトレ@京都ロームシアター

もう、すごい気づきがたくさんある訳じゃないけど、月1これが楽しみなんだなー
仁さんの話は所々でハッとするから、毎回。




セミナーのストーリーがまとまらないけど、白黒つけようとしないで良いというしいたけさんの言葉をそのまま受け取っている今日この頃。
降りて来るのを待ちます。


おわり