こんにちは! 廣田信子です。
管理組合の中で、
今の状況を変えていこう、新しいことをしよう
と言うときは、
やはり、誰かがリーダーシップを発揮しなくてはなりませんが、
そのリーダーとなる人には「人望」が必要になります。
「人望」がない人が言うことに
なかなか人はついていきません。
じゃあ、こんな人には付き合いたくないと思わせる
「人望がない人」は、どんな話し方するのでしょうか。
樋口裕一さんのベストセラー
「頭がいい人、悪い人の話し方」を参考に、
まとめてみました。
●自慢をしたがる
自慢をせずにいられない人がいます。
一昨日の記事
出身大学、現職時のヒエラルキーが自治会活動に影響?
https://ameblo.jp/nobuko-hirota/entry-12477352772.html
で書いたように、
時には、自慢がコミュティを壊してしまうこともあります。
間接的表現でも、愚痴めいた言い方をしても、
「自慢」は「自慢」に聞こえると心得て、
気を付けましょう。
自慢をしたい人は、劣等感が強く、
周囲に弱みを見せないために
自慢によってプライドを保っている…と
周りからは見えてしまっているのですから。
●人の話を聞かない
人の話をきちんと聞けない人がいます。
みんなで話し合って決めたのに、
そんなことは聞いていないと言い出したり、
相手はそんなことは言っていないのに、
「お前はこんなことを言っている」
と怒り出すような人がいます。
この原因には、
・そもそも他人に関心がなくて聞くつもりがない、
・相手に対する先入観にとらわれて、
相手の言うことに聞く耳を持たなくなっている
・根本的に理解力に掛けている
が考えられますが、
これでは「人望」には程遠いですよね。
●上や権威に同調し自分の意見を言わない
ご意見は…と聞いても何も言わない。
で、声の大きい人が何か強気な発言をすると、
それに同調する。
管理会社やコンサルがいうことに
盲目的に追従する。
ありがちなことですが、
これでは、やはり「人望」が得られません。
●感情の起伏が激しい
何か批判めいたことを言われると、
すぐ感情的になって怒り出す人もいます。
こういうタイプの人は、
自分が怒った言葉を聞いて、また怒りを増幅させて、
どんどんエスカレートしていくので、
やっかいです。
機嫌がいい時は、ノリが良く、面倒見がよくても、
感情的になる人はやはり「人望」を得られません。
●正論ばかりを振りかざす
現状をどう改善していこうかという
現実的な話をしているときに、
突然、
区分所有法〇条では…、
そもそも会計とはこうあるべき…、
という話を持ち出して、
議論をストップさせる人がいます。
「正論」かもしれませんが、今必要がない「正論」です。
やはり、
こういうタイプの人も「人望」を得られません。
●ぐずぐず話して何を言いたいか分からない
相談を受けていても、
長々話をされるのですが、
結局、何を言いたいのかがなかなか分からない人が
よくいます。
相談の場合は、
こちらが、話しの流れを整理しながら、
聞きますが、
管理組合の中で、これをやっていたら、
周りから理解されないだろうな…と、
思ってしまいます。
●どんな話もいつもの話にもっていく
このタイプもいますよね。
何について話していても、
結局、いつもの「管理会社批判」にもっていってしまう。
どんな話題でも、「政治批判」で終わってしまう。
「無関心批判」「最近の若者批判」…
何でも、その話になってしまうのでは発展性がなく、
やはり「人望」にはつながりません。
●差別意識を口に出す
多様性を認め、人を差別しないということが、
民主主義の基本ですが、
まだまだ、「それって差別でしょう…」と思う表現を
日常会話の中で聞くことがあります。
人には、それぞれ歴史があり、
意識そのものを完全に変えることは
なかなか難しいかもしれませんが、
差別意識を口にすることは恥ずかしいことだ
という自覚がない人は、
やはり教養がない人に見えてしまいます。
政治家の失言を聞いても、そう思いませんか。
多様な価値観をまとめていくことができる
「人望」がある人には思えません。
……………………
管理組合を改革したいのに、
周りがついてこないと思ったら、
まず、
自分が人望のない話し方をしていないかを振り返って、
もし、該当するところがあると思ったら、
そこを変えてほしい…という思いで、
自分自身もドキっとしながら、
書いてみました。
組織を動かすには、
やはり「人望」が必要…と改めて思います。
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