震災時の徒歩帰宅、トイレはどうする? | 廣田信子のブログ

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マンションコミュニティ研究会、MSC㈱代表廣田信子より
日々のマンション生活やお仕事に、また人生にちょっとプラスになるストーリーをお届けしています。
一人ひとりが自分らしく活躍しながら、力を合わせることで豊かに暮らす、新しいコミュニティ型社会を目指して・・・

こんにちは! 廣田信子です。


東日本大震災から1年、
3月11日を皆さんどのように過ごされましたか。


廣田は、この日、日比谷公園から浦安までの
約20㎞の帰宅訓練に参加しました。

朝9:30に出発して、午後2:46の黙祷時には、
新浦安駅に帰り着いていました。

お天気もよく、仲間といっしょで、
歩きやすい服装、運動靴で、地図も飲み物もあり、
途中のコンビニでトイレを借りられる手配がされていて・・・

その上での訓練でしたので、
普段運動不足の廣田でも、なんとかなりました。


しかし、その条件の一つが欠けても、たいへんだったと想像がつきます。

特に女性には、トイレが一番の問題です。


先日、1階にコンビニがあるマンションの理事長さんから
伺った話を思い出しました。


震災当日、徒歩帰宅の人でコンビニのトイレは長蛇の列。

列んでいる女性の苦しそうな姿に、
思わず自宅のトイレを使わせてあげようと、

5人ずつ、自宅に連れて行ってトイレを使わせてあげるということを
延々繰り返されたそうです。

非常時に自分にできることで誰かを助けようと、
自然に頭と身体が動く…

普段から、周りに気配りする習慣があればこそ!
の皆さんに伝えたいステキなお話でした。


が、ほんとうにトイレはどうする?


浦安の自宅でも10日間トイレが使えない体験をしましたが、

徒歩帰宅するにも、避難所でもトイレが一番の課題だと
改めて実感しました。