そこで、
まず、専門家の方々の見解を知るところから始まることにしました。
以下、株式会社Kaienからの抜粋記事(私自身の為のノートです)
アダルトチルドレンとは、「機能不全家族」のもとで育って家庭内トラウマ(心的外傷)を受けたことにより、自己認識が歪んでしまったり人間関係がうまくいかなかったりといった精神的な影響を受け続ける大人の総称です。
「機能不全家族」とは、本来家族が果たすべき役割、すなわち保護者側の原因によって子どもが「あるがままの自分を認めてもらえる」と、安心感を持って成長できる環境を提供する機能を果たしていない家族を意味します。
日本におけるアダルトチルドレンの第一人者であり、公益社団法人 日本公認心理師協会の会長を勤める信田さよ子さんは、アダルトチルドレンは「自分が悪いからなってしまった」という自己責任から解放され、親による支配や拘束などの影響を受けたために自分はこうなってしまったと認めることが回復の一歩であると提唱しています。
また、機能不全家族とは「ワーカホリックと良妻賢母ホリックの共依存であり、その家族から育てられた勉強依存の子どもたちによって構成されている」と日本ならではの特徴を挙げています。
アダルトチルドレンの特徴は、アメリカの著述家ジャネット・ウォイティッツがまとめた13項目が広く知られています。特徴はこれに限るわけではありませんが、2つ以上当てはまる場合はアダルトチルドレンを認識する目安となるでしょう。
- 常に何が正常か推測するため「これでいい」と確信が持てない
- 物事を最初から最後までやり遂げることが困難
- 本当のことを言うほうが楽な場合でも嘘をつく
- 情け容赦なく自分を批判する
- なかなか楽しめない
- 変なところで真面目すぎる
- 他者と親密な関係を持つことが非常に難しい
- 自分でコントロールできない変化に過剰反応する
- 他人からの受容や肯定、承認を常に求める
- 自分は他の人とは違うと常に考える
- 常に責任を取りすぎる、または、とらなさすぎる
- 過剰に忠実で無価値なものとわかっていてもこだわり続けてしまう
- 衝動的で、「他の行動もできる」と考えることなく、1つのことに自分を閉じ込める
アダルトチルドレンの方に見られるタイプ別の症状
アダルトチルドレンには次の6タイプがあると言われています。
- ヒーロー(英雄)
親の期待に応えようと努力する優等生タイプ。失敗体験があると自己否定してしまいがち。 - スケープゴート(いけにえ)
親の関心を引きたいあまり非行などの問題行動を起こしがちで、問題児扱いされやすい。 - ロストワン(いない子)
親を刺激しないように自己主張を控える姿が見られる。大人になってからも自己主張が苦手。 - ケアテイカー(世話役)
自分を犠牲にしてまで家族や周囲の人の役に立とうと献身的に尽くす。 - ピエロ(道化師)
恐怖感や家族・周囲の悪い雰囲気を察知し、わざとふざけて緩和しようとする。本当の自分とのギャップに苦しむケースも多い。 - イネイブラー(世話焼き人)
自分や他人と向き合うことから逃げるために、アルコール依存症などトラブルを抱えている家族や周囲の人に対し必要以上に世話を焼いてしまう
ただしこれらは代表例であり、すべての方を上記の6タイプに分類できるとは限りません。
アダルトチルドレンと症状の出方が似ているものとして、発達障害、愛着障害があります。具体的には、次のような症状が似ています。
- 他人目線がとりづらい、感情を共有しにくい
- 衝動的で自分を抑えられないときがある
- 不安感が強い、など
このため、アダルトチルドレンだと思い込んでいた人が、実は発達障害や愛着障害であるといったケースもあります。
しかし、アダルトチルドレンの原因が後天的な成育環境であるのに対して、発達障害の原因は先天的な脳の機能障害です。また、愛着障害の原因は主に乳幼児期の虐待やネグレクト(育児放棄)であり、物心が付いてから影響を受けるケースも多いアダルトチルドレンと違う面があります。
したがって、表面的な問題だけみて自己診断してしまうと、本当の問題に気付かない可能性があります。自分についてよりよく知りたい場合は、医療機関に相談し、医師に診断してもらうのが近道です。
以上、株式会社KaienのHPから抜粋させていただきました。